カテゴリー「20年たっても現役(とりあえず10年OK) (Audio, hard)」の17件の記事

2009年8月 5日 (水)

気分が大事。オーラを復活させました^^?

すっかりご無沙汰をしてしまっております。しばやん@岡崎です。

どうも気分にムラがあるようで、この半年間、全然、筆をとる(キーボードに触れる!)気がしない状態がずっと続いていましたが、逆にその状態が続くと禁断症状というかリバウンドみたいに何の脈略もなく、‘何か’を書いてみたくなりました。

最近、どうも心を震わすことがないなあと思っていましたが、勝手に自分で白けていても仕方がない。どうしたものかと悶々としていたのですが、ちょっと以前から気にかかっていたことをやってみました。

たいしたことではないのですが・・・。

オーディオのセットの組みなおし。

先に報告したと思うのですが、昨年の冬にMusicaのint100BKというアンプを購入して自分の部屋で使っていたのですが、どうも、このところ音楽がおもしろくない。透明感はありちゃんと‘正確’に音は出ているのですが、どうも音楽性がないというか深みがないというか、情感、空気感みたいなものが全然出てこない。

まだ購入して1年も経っていないのでエージングの最中であることはわかっているのですが、アルバムが1枚通して聴けない。なにか聞いていて疲れてしまう。

ということで、先の日曜日の8月2日に、AuraのVA-100IIにアンプをつなぎなおしてしまいました。

今も『風・伊勢正三ベスト15』なんかを聴きながらキーボードを叩いているわけですが、やっぱりこいつのほうが‘音楽’が聴こえるような気がします。

確かに、オーラは詰めが甘いというか音の輪郭、正確さという意味では甘いと思いますが、空気感というか音の艶みたいなものがあるんですよね。色気があるんだよな。

ちょっとハムの音が気になってきたので、新しいアンプ(int100BK)に手を出したわけですが、なかなかAuraを卒業できないようです。

→前回のシステムの組み換えについてはこちら。今回、アンプの入れ替えをおこなったということです。まあ、『int100 Black Ltd.』の評価は、ちょっと見直しというかもう少し使ってみてからやり直しということでしょうか。たまたま、今の私の‘気分’とあわないというだけだと思います。たぶん。

Musica(ムジカ) 『int100 Black Ltd.』 ~小さな巨人~

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/life_i_love_you/2008/11/musicaint100-bl.html

→結局、このシステムのままというわけです。

オーラデザイン 『VA-100EV II』

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/life_i_love_you/2008/02/va100evii_fffc.html

ようやくというか、久しぶりにカキコしてみました^^?

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2008年12月25日 (木)

10万円の壁の越え方?! オーディオファンvs, 音楽ファン?

昨日のスピーカーの話を書いてきてふと思い浮かんだことを書いてみます。

まず、私は無意識にオーディオ機器の単品10万円の価値がわかるかという問いを立てていました。これを少し深めて説明してみます。

以前、初心者向けのオーディオ紹介の中で、価格帯(レンジ)があるという説明をしました。

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/life_i_love_you/2007/01/post_ed59.html

ちょっとおさらいすると、

「ところで、発売年と価格も記載したのは、それなりに意味がある。友人に、「えー、こんなんで10万以上するの。そんだけだせば、もっといろいろな‘いいもの’が買えるじゃん。」といわれたことがある。確かに関心のない人には驚きかもしれない。

でも実は、ピュア・オーディオの世界では、10万円というのは決して高い部類に入らない。もう15年前以上も前の記憶で申し訳ないが、1990年の初頭のころには、このように言われていた。

60,000円台 量産品 オーディオ入門。特に日本のメーカーが価格競争のため非常にコストパフォーマンスの高いモデルが多い。

10万~20万円以内 ‘やっと’本格オーディオ入門

30万円台 ‘ちょっと’本格的

50万円台 ‘かなり’マニアの世界

100万円以上 ‘本当に’マニアの世界」

つまり仮説として、一機器10万円の壁を越えるかがひとつの分岐点だと思いませんか^^?

自分だけの思い込みかもしれませんが、10万円前後で、「あの(程度の)音」が聴ければもっけものというコスト意識があります。

ちょっと話が前後しますが、これから本格的にオーディオを始めたい人は、一台5万円前後の超ハイコストパフォーマンスのモデルを購入することを考える。具体的には、プリメインアンプに5万円、スピーカーに5万円、CDプレーヤーに5万を割り振る。

実際には、それ以下でも入門として練られたモデルがあるので、定価でも3台の合計で15万円以下、たとえば12万ほどになるはず。それを値引きしてもらうと、それ10万円前後のセットの出来上がりです。

これは、先日取り上げたスピーカーの「ハイC/Pモデル 23機種一気聴き」の中からうまく見繕えば、十分可能です。

まずは、3台で10万円の壁を越えてみる。それから徐々に、一台ずつ10万円をちょっと越えた価格設定のモデルにグレードアップを図っていくというのはいかがでしょうか。

確かに初心者コースの機器では、ある程度、‘音楽を聴いている’と物足りなさがでてくるのは仕方がないことでしょう。

でもそこはじっくりと自分の好きな音や心地よい音楽のありようを感じてみる(考えるのではありません。先にも「音楽を聴」くと書きましたが、「音を聞く」のではありませんので、そこを間違いなきよう^^?)

まあ、10万円3点セットでも、2,3年は十分楽しめるでしょう。いきなりグレードアップを図ることを考えるより、じっくりと音楽ソフト(いまだとCD)を増やしていく。できればコンサートにいって‘生の音’を聴いて、音楽への理解と感性を高める。

そんな長期戦略をとっていけば、けっこう自分の求めるものがみえてくるのではないかと思います。

ということで、バジェットコンポを買って、耳や感性を鍛えましょう。

P.S.

補足: いきなり10万円で3点セットをそろえることが難しい人、特に若い人たちへ。

そうですね。これは現実問題として10万円をためることは学生さんたち(大学生や高校生)にとっては結構というかかなり大変なことです。

そうだなあ。

しばやんの経験からいえば、そのときは、その5、6万円のクラスのものでいいので中古品を買うという手があります。中古だと思いもかけない名機が安く手に入りそうで、ついついウハウハと、一点贅沢買いをしてしまいがちですが、そこそこの価格バランスのとれたものを揃えたほうが無難な気がしますね。

あと、アンプとスピーカーは中古で十分ですが、CDプレーヤーやカセットデッキ、レコードプレーヤー(さすがにもういきなり買う人はいませんか)など駆動系のパーツがある機器は新品を買うことをお薦めします。

どうしても駆動系のパーツは消耗品で痛むものですし、中古ですと痛み具合の程度が全くわかりません。

とにかく中古のオーディオ機器を買うときは安さ優先で、できれば昔、具体的には2,3世代前の5,6万円の定番モデルを、1、2万円で購入すること。

たとえばアンプ2万、スピーカー2万、あとCDプレーヤーは3,4万円の新品を買えば、なんとかまけてもらって7、8万円でおさまるし、仮にCDプレーヤーを手持ちのCDウォークマンやI Podで代用すれば、アンプとスピーカーの2台で計5万円もださずに結構いい買い物ができます。

私としては、‘オーディオ’ファンであってもよいけれど、まず最初は‘音楽’ファンを目指してもらいたいものだと思います。

ではでは^^?

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2008年12月24日 (水)

オーディオ・ベーシック vol.48 『小型スピーカーで大いに楽しむ』

ということで、久しぶりにオーディオの記事を書きます。

実は、ぱすてるさんの◆♪◆箱庭的ピュアオーディオシステムの薦めAUDIO STYLE◆♪◆ (http://www.audiostyle.net/)からこのブログにいらっしゃる方が結構多くいらっしゃいますので、「泣ける唄が聴きたい!」と「20年たっても現役(とりあえず10年OK) (Audio, hard)」の記事については、あまり間隔をあけずにアップしようと思っています。

さて、今回は、スピーカー論を一席^^?

08122400 共同通信社

オーディオ・ベーシック 2008 AUTUMN

vol. 48 『小型スピーカーで大いに楽しむ」

2008年10月発行

お薦め度: ★★★★☆

一口コメント:

本当に久しぶりに日本でオーディオ雑誌を購入しました。

手元にある(かろうじて残っている)オーディオ雑誌でこの仲間のものは、「FM(FAN)別冊 オーディオ・ベーシック 1997 WINTER Vol. 6」 1996年12月ということで、なんと実に12年前のものでした。

そもそもオーディオにはまったのは大学生の頃でしたが、確かに社会人になってお金をためてそれなりのセットを組んでしまってからは、新たにほしいものもなかったしなあと、それなりに納得ではありますが、それにしても時の経つのは早いものですね。

前回お話したシステムの機器(オーラVA100-EVII、プロアック・タブレット、今は故障してしまったSONY CDP5000Xなど)は買った時期が違うものの、それぞれ10年以上使っているということですから。

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/life_i_love_you/2008/11/musicaint100-bl.html

閑話休題。

さて、今回そもそも当初は、私のスピーカーのプロアックのタブレット50を特集しようと考えていましたが、この雑誌をみて考えを変えました。

とりあえず勝手に、しばやんのお薦めのスピーカーをこの雑誌に沿って紹介してみましょうという企画です。

<総評>

いきなり結論ですが、あまりに10年前、20年前と比べて進歩がないというか定番メーカーというか定番モデルが確実に生き残っているというのが率直な感想です。

高価なハイエンドモデルはおいておいて、バジェット(低価格)でお買い得なスピーカーをといえば往年の定番メーカーのものしか音が想像できないというか安心してお薦めできません。ということで、ランキングは抜きにしばやんが聴いたことがあるいいなあと思うスピーカーを若干説明も加えて紹介します。

・ ダリ Menuet II  126,000円(ペア)

 ◆10cmコーン・ウーファー、19mmソフトドーム・トゥイーター ◆156W×257H×185Dmm、4kg

もう10年以上も前からあるデンマークの超小型ブックエンドスピーカー。ソフトドームツイーターと10cmのミッドレンジの2ウェイスピーカー。派手さはありませんがオールラウンドな品位のある再生音が楽しめます。

・ モニターオーディオ Bronze BR2 50,400円(ペア) 

  ◆16.5cmMMP2・ウーファー、25mmゴールドドーム・C・CAM・トゥイーター ◆186W×350H×250Dmm、5.8kg

イギリスのメーカー。10年ほど前に、ゴールドシリーズとか、リファレンスシリーズが日本で大ヒットしました。このブロンズシリーズは廉価なAV用のスピーカーという位置づけですが正統にまじめにつくってあり、この価格でのこの音色、スケール感は他を寄せ付けません。圧倒的なコストパフォーマンスモデルです。(マニラで試聴しましたがかなりいい感じでした。)

もう少し具体的にあげられるかと思いましたが、定番メーカーでも新しいモデルで私自身が試聴していないので詳しくコメントできなくて残念。ただメーカーと印象くらいは触れておきましょう。

クォード 12L2: もともとクォードは(真空管)アンプに加えて、クラシック用の平板リボン型スピーカーが有名でした。今はその平板スピーカーのラインアップは絶えてないようですがイギリスのメーカーなので端正な音だろうと思います。ぱすてるさんも11Lを取り上げていますので、説明はそちらに譲ります。ただしばやん的には、値段的にどうかなという気はします。

ALRジョーダン Classic2、Entry Si : 2つのモデルがエントリーされています。前者が157,500円、後者が60,900円。前者の音は聴いた事はありませんが、後者はお買い得なまじめなモデルだと思います。まあ価格相応という感じがしないでもありませんが、6万円でこの音なら十分満足がいくでしょう。

ちょっと書きかけて思いましたが、私が気になるのは価格とその実力というバランスの問題でしょうか。つまり、スピーカーはペア10万円以下のエントリークラス(実は5~6万円)にバジェットなお買い得品が多く、ペア15万円からそれ以上になると、もうその選択は趣味の世界に入ってきてしまうと思います。

ディナオウディオ Focus 140(ペア 262,500円)、ウィーンアコースティック S-1G(ペア 196,350円)、KEF XQ20(ペア 210,000円)、ソナス・ファベール Minima Vintage (ペア 472,500円)、JBL4307(ペア 159,600円)、ATC SCM11(ペア 210,000円)、PMC DB1i (ペア 243,600円)、スペンドール SP3/1R (ペア 270,900円)、B&W 805S (ペア 346,500円)、ウエストレイクオーディオ Lc4.75F (ペア 369,600円)、ハーベス MONITOR 30 (ペア 420,000円)など、ここで特集されているどのメーカーをとっても伝統のある専業のスピーカーメーカーで、それぞれ素晴らしい定番モデルばかりだと思います。

ただオーディオ初心者にとっては、その真価というか価格に納得できるかといえば、かなり難しいといわざるを得ません。つまり、これらの高級なスピーカーは、アンプやCDプレーヤーにそれなりのものを使わない限り、その真価を発揮することが難しいのです。オーディオ店の試聴室では、それなりどころか、場合によっては‘とんでもなくよい’アンプやCDプレーヤーで、スピーカーを試聴させてくれます。

でもそれだけで満足しないで、実際に自分のアンプで、このスピーカーが具体的にどのように鳴るのかを考えてみるというか、実際に持ち込んで聴いてみる必要があると思います。以前から何度も言っていますが、オーディオは必ず試聴が必要です。納得できるだけ聴き込んで、その価格と価値に納得した上で、財布の紐を緩めるようにしてください。

繰り返しになりますが、決して、見栄や格好だけでオーディオ機器を選ばないように。高い値段のモノが一番、素晴らしいとは限らない世界ですから。

私の結論としては、初心者の方は、この雑誌の「PART2 ハイC/Pモデル23機種一気聴き 小林貢/篠田寛一」に紹介されているペア10万以下のモデルをじっくり聴きこんでお気に入りの1台を見つけられることをお薦めします。いきなり背伸びして豪華なモデルに手を出すより、バジェットコンポを聴き倒す。それが一番のオーディオ上達?の近道ではないかと思います。

結果として、しばやんのこのクラスでのお薦めは前掲のダリ・メヌエットIIとモニターオーディオのブロンズBR2ということになります。いずれもオールマイティーにどんな音楽ソースでも楽しく歌ってくれると太鼓判を押します。

P.S.

思えば小林貢さんも篠田寛一さんもオーディオ評論家の常連というか、昔からお世話になりました。特に小林さんのオーディオ評論には共感できる点も多かった好きな論者です。というか、やはり彼らに教えていたいただいたということでしょうかね。

ではでは^^?

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2008年12月 1日 (月)

クラッシック音楽・聴き始め  (クラッシック編 其の壱)

先にふれた「大阪便り」 1989年12月15日号から抜粋して転載させていただきます。

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特集   クラッシック音楽・聴き始め  (クラッシック編 其の壱)

 わたしが、クラッシックを聴き始めたというのも、多分に偶然的なものである。だがまず言える事は、クラッシックが好きな友達に出会ったという事であろう。しかし、直接のきっかけとなったのは、ずばり、CDプレイヤーを購入したことである。ハードはとりあえず手に入ったので、次にはソフトも欲しくなるというので、たまたまCBSソニーのベストクラッシック100 音のカタログ Vol.1を手に入れた事が、大きな弾みになった。これは、名曲50曲の聴きどころを1分ぐらいづつ、1枚に収めたものである。

具体的に、最初に感動したのは、ドヴォルザークの交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」の第四楽章を聴いたときだと思う。また、この曲の第二楽章の旋律は、「家路」として、よく知られている。それで、この交響曲の全体を聴いてみようと思った。そして、お決まりのパターンであるが、NHK・FMのクラッシック放送のお世話になるようになった。めぼしいものは片っ端から録音したものである。

次に思い出深いのは、ブラームスの交響曲第1番ハ短調作品68である。これは、大阪外国語大学のオーケストラの定期公演でたまたま聴いたのだが、第四楽章の旋律に感銘し、しかも、ピチカートにびっくりさせられた。実は、この時までわたしにはピチカートの音は聴こえてなかったのである。聞こえていたにせよ全く意識してなかったのだ。この経験はのちにも改めてしたのだが、音だけを聞いていたのだけでは聴こえていないということは結構あることみたいだ。最近、機会があれば行くようになったのだが、コンサートの意味はこんなところにもあるのかも知れない。また、コンサートは、その独特な雰囲気が、なんとも言えずいい。まさに、クラッシックの醍醐味、此処にありという気がする。例えアマチュアであれ(失礼)、生演奏というのはたいへん迫力のあるものだ。レコードしか聴かないクラッシックファンなんて絶対ありえないと思う。

さて、わたしはどちらかといえば、協奏曲や室内楽などの小編成のもののほうが好きだ。まず挙げたいのは、べートーベンのピアノ三重奏第7番変ロ長調作品97「大公」である。これは本当にわたしのお気に入りの曲で、初めて意識的にコンサートに行ったものである。ディオ林という夫がチェロで妻がピアノを弾くという、結構有名な音楽家を知ることができた思いもかけなかったチャンスでもあった。このコンサートでアンケートを書いたのがきっかけとなり、神戸の串乃家本店の松本さんからコンサートの案内や招待券などが送られるようになった。既に、大阪フィルや、神戸フィルに無料で行って来た。と、言うところで残りも僅かとなってしまったので、続編は、斯うご期待としよう。 (其の壱 完)

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2008年11月 7日 (金)

Musica(ムジカ) 『int100 Black Ltd.』 ~小さな巨人~

先に触れましたが、しばやんは田舎の実家に戻ったのを機会に、オーディオシステムの更新を行いました。

現行のシステム(今までひとりでつかってきたもの)

 ★ オーラデザイン(AURA DESIGN) VA100 EVII (AMP)

 ★ クオード(QUAD) 77CD (CDP 1)

 ★ネクストベース(NEXT BASE) NB-656 (DVDコンパチ) プラス 

   トライオード(TRIODE) ルミナス(Lumious) 1.0 (DAコンバーター) (CP 2)

 ★ プロアック(ProAC) タブレット50(TABLET)(SP)

であったのを、実家のリビングルームのためにオーラVA-100 EVIIとクオード77CDを提供。スピーカーとアンプを買い足して自分用と家族のため?に2セットをこしらえました。

<メインシステム(自分の部屋用)>

 ☆ ムジカ(Musica) int 100 (AMP) NEW!

 ★ネクストベース(NEXT BASE) NB-656 (DVDコンパチ) プラス 

   トライオード(TRIODE) ルミナス(Lumious) 1.0 (DAコンバーター) (CDP)

 ★ プロアック(ProAC) タブレット50(TABLET)(SP)

<サブシステム (家族用)>

 ★ オーラデザイン(AURA DESIGN) VA100 EVII (AMP)

 ★ クオード(QUAD) 77CD (CDP)

 ☆ デノン(DENON) SC-M33 (SP) NEW!

結論からいって、メインもサブもとても素敵な音がします。サブからいうと実は、デノンのSC-M33は、M33シリーズというコンパクトシステムのメイン3ウェイスピーカー。定価で18,690円(かなり安く入手。わけは後述)のミニ・スピーカーですが、仕上げも美しくとてもこんな値段で3ウェイを売ってもいいのという感じで、なかなかの高音質。オーラとクオードの音なのですが、それを素直にカラーレーションなしに伝達します。へんなクセがなくだけで、この価格では上出来(パチパチ)。間違ってもドンシャリではありません^^?

確かにプロアックのタブレット50(*)と比べると明らかに繊細さや音の定位の明確さが違いますが、これだけを聴けば、それなりに満足というか、絶対に2万円の定価では安すぎる良質な響きです。アタックの音の立ち上がりがもたつく、音が団子になる。これは、当然というか仕方のないことです。

*:定価レベルの価格差で7倍もあるのだから、そもそも比べること自体間違っていますよね^^?

リビングが12畳あるのですが、結構いけています。

でも本当に驚いたのは、ムジカのint 100の超小型のプリメインアンプ。詳しいいきさつは項を改めますが、これは実にお買い得な素晴らしい名機でした。

続く というのも味気ないので、ムジカのHPへのリンクをご紹介^^?

http://www.musika.jp/

Int100Musica( ムジカ)のHPからダウンロードしたint 100 インテグレーテッドアンプ

【仕様】

●定格出力 50W×2 

●全高調波ひずみ率 0.1%以下 

●周波数特性 10~40,000Hz ●S/N比 (A補正) 90dB以上 ●外形寸法 W217mm × H70mm × D260mm(HPでは、D379mmとありますが、260mmの間違いです) ●重量 4.5kg

詳しくは、こちらを参照。 http://www.musika.jp/int100.htm 

しばやんの購入したのは、このモデルのBLACK LTD. というH&K(地元のオーディオ専門店)の特注カスタムモデルの1台。どうも、このショップが5台特注した一台みたいです。これって日本で5台ってこと^^?

詳細レヴューは、次回の記事をお楽しみに。

P.S. なお、ご関心のある方は、こちらの過去記事もご参照ください。

オーラデザイン 『VA-100EV II』

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/life_i_love_you/2008/02/va100evii_fffc.html

クォード(QUAD)77CD CDプレーヤーは難しい?

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/life_i_love_you/2008/02/quad_77cd_cd_da58.html

トライオード ルミナス(Luminous) 1.0 DAコンバーター

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/life_i_love_you/2007/06/luminous_10_da_b97d.html

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2008年10月11日 (土)

小さいけどこだわりのマイ・コンポ 【月刊レコパル '95 1月号への投稿です。】

日本に帰国して、しかも地元に戻ることになりました。部屋というか家が変わって、久しぶりにオーディオ熱も再燃しそうで、ちょっと困ったちゃん状態です。ところで、実家のストックで10年前のオーディオ雑誌への投稿記事を発見しました。もう13年も昔の話ですが、しばやんのオーディオ遍歴の一端として採録いたします。

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 先日、久しぶりにレコパルを手にとったら、19,800円の真空管アンプのことや、ソニーのウォークマンの最高傑作であろうWM-D6(C)のことなどが載っていて、とてもうれしくなってしまいました。というのもそれらが、ここ3年ぐらい私が使っているメインシステムの一部になっているからです。その他のシステムは、CDプレーヤーがソニーのディスクマンC-55T(AM、FM、TVチューナー付き)、スピーカーはアルパインラックスマンのSR-007です。プリアンプはありませんが、マニュアルでコードをつなぎ替えることによって、一応エアチェックとCDからカセットへのダビングができるようになっております。スピーカーは5年前に購入したものですが、本当は当時評判だった、ヤマハのNS-05という小型スピーカーの方が本命でした。でもコスト的な問題もあり、結構マイナーな機種なのですが店員さんの、ラックスマンはサラウンド用のスピーカーだけれど、しっかりつくられているモデルだという言葉に誘われてこれに決めました。(当初、ALコンポというシステムのオプションスピーカーでした)。スタイルもヤマハのNS-05をひとまわり小さくした感じで、音的にも変なクセがなく気に入ってます。今度、たとえ大きなシステムを組むことになったとしても、手近なサブシステムとして大事に使っていこうと思います。 ●東京/しばやん(24歳)

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小学館 「月刊レコパル 1995年1月号」 「SPEAK OUT!」48ページに掲載されました。

まだまだこのころはバブルの余波もあって、日本のオーディオ業界?も元気があった時代でしたね。しばやんも、まだ若かった^^?

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2008年3月 8日 (土)

ソニー(SONY) 『CDP-X5000』

ソニーというメーカー(ブランド)は、以前から好きで関心をもってみてきました。パステルさんの記事に触発されて、今回は、トップローディング方式、ソニーの役員をして、「自分が買いたい」といわしめた伝説?のCDPを紹介します^^?

Sony_cdpx5000 SONY コンパクトディスクプレーヤー 『CDP-X5000』 

1995年発売~2001年販売終了

大きさ: 280mm(幅) x 90mm(高さ) x 370mm (奥行)

重さ: 約6kg

オプションで、コーリアン製のCDリッド(蓋)、スタビライザーを2種類(黄銅のクロムメッキとコーリアン(写真の白いやつ))を準備していて、これもまた所有者のマニア心をくすぐります。当然、私も3つのオプションを買い求めました^^?実際、音も違いました。リッドと黄銅製のスタビライザーは、ぜひ購入したいオプションです。かなりグレードがあがります。

また電源コードが交換可能というのも現実的な対応でした。実際に電源コードでずいぶん音が変わりました。

お薦め度: ★★★★☆、

一口コメント: 既に生産中止なので、中古市場でしか手に入りませんが、中古でも非常に人気の製品で結構、高値で取引されています。ただ気をつけなくてはならないのは、基本的に駆動系のあるものの中古はあたりはずれが大きいことと、リストアや修理がむずかしい点でしょうか。

ところで、ソニーというのは非常にユニークなメーカーで、前回のウォークマン・プロフェッショナル(WM-D6C)の記事でも書きましたが、基本的に大量生産のメーカーでありながら、たまにエンジニア(技術者)の趣味というか自己満足?でしかないという、採算度外視のとんでもない製品を作って市販してしまうことがあります。

大量生産で安くてよいものを作るということは、非常に大切なことで、特に家電や車など工業製品についていえば、日本のメーカーがなかったら、世界はこれほど豊かな物質的な幸福を手に入れていないでしょう。

松下電器(今は既にPanasonicというブランドに統一されましたが)には、PHP研究所という組織があります。PHPというのは、「Peace Peace and Happiness through Prosperity(繁栄によって平和と幸福を)の頭文字をとった語で、「物心両面の繁栄により、平和と幸福を実現していく」という松下幸之助の願いのもと」つくられた組織(Wakipedia)だそうで、これがひとつの日本の物質的な繁栄をもたらした哲学のひとつだと思っています。

ちょと脱線しましたが、ある程度、大量生産をしないと‘もの’の価格は安くなりません。欧米のクラフトマンシップのメーカーばかりでしたら、今のオーディオ業界も決してこれほど廉価でそこそこの品質のものを楽しめることは決してなかったと思います。つまり、未だにオーディオは大金持ちの道楽でしかなかったでしょう。

ソニーの話に戻ると、つまりある程度、安くて売れる‘もの’を大量につくることは商売上必要不可欠なわけですが、技術者としては安物だけを作るのは何か物足りない*ということで、本当にまれではありますが、爆発的(突発的に)、廉価で‘とんでもない製品’を作ってしまうということがあります。このCDPは、まさにその一例だと思います。もっというと技術的には、この価格(120,000円)では、この品質のものは決してできません。(ちょっと持ち上げすぎか^^?)

前書きが多くなりましたが、CDP自体の評価をすると、ハッタリのない、非常に端正な音がします。ソニーのCDPの音については、いろいろなレッテルがありますが、このCDPに関しては、まじめに余計な遊びのない情報量が多くて繊細であるのだけども、決して冷え冷えした音ではありません。繰り返しになりますが、端正に正直にありのままにCDを再生しましたという感じです。逆にいえば、音にへたな味付けしておらず、無色というか、ソニーサウンドとしては異色な音がします。

トップローディング光学系固定方式の技術的な信頼性もさることながら、出力端子の多さ(アナログライン、COAXIALデジタル、OPTICALデジタル、BALANCEDデジタルの4系統、しかもデジタル出力に関してはそれぞれにON/OFFスイッチがついています)は、まさにCDトランスポートとしての流用(アップグレード)も想定されています。

これとルミナスをつないでDACのアップグレードをはかったつもりですが、実はこのX5000の1ビットのカレント・パレスDACは、それなりに味があり、ルミナスと併用していました。つまり、このDACの音は、ソースによっては捨てがたい音がします。

Sony_x5000_series なお、左は同時期に発売されたステレオプリメインアンプTA-F5000とSS-AL5スピーカーとのセット、#5000 SERIESと、その廉価版、#3000 SERIESのカタログです。

非常にこんなことをいうのは申し訳ないのですが、CDP-X3000はCDP-X5000のちょうど半額で外見も似ているのですが、音は較べたらダメというか、可変デジタルフィルターをつけたりオマケ機能を充実させているのですが、似てまったく異なるというか、とても比較の対象になりません。ご参考までに^^?

注:*

* ご参考までに、上記のカタログのコピーから引用します。

5000シリーズコンポーネント、設計者が一度はつくりたかったものです。

趣味の道具として、音質、性能はもちろん、質感、品格、フォルム、

長年にわたり信頼のパートナーとなる、さりげなくて美しいたたずまい、

これを実現させるために、何千回もの試聴、操作感覚、スイッチの感覚、

さらには愛着にふさわしい外観仕上げにまで至る追究。

設計者は語りました。これは仕事であると同時に趣味そのものだ。

何より設計した自分のそばに、個人的に最も好きな空間にそっと置きたい、と。」

いい話ですね。ソニーという企業に対するイメージも、これでぐっとよくなりました。そうだよな、みんな資本や企業の論理だけで動いているわけではないんだ。やっぱり‘いいものがつくりたい’という気持ちは古今東西を問わず普遍的なものであると感じさせてくれました。単なる‘モノ’でしかないかも知れませんが、そこにはつくった人の心がこもっている。そういうものがこの世の中にたくさんあると思うと、ずいぶん幸せな気持ちになります。

P.S.

ソニータイマーという都市伝説があります。つまり数年で自動的?に故障するということをやじったものですが、ウォークマンプロやこのCDPに限っては、ほとんど故障しませんでした。私は、1998年4月5日に購入したのですが、2006年11月まで、まったくノートラブルでした。今は、マニラにいるので修理にだしていませんが、次回、帰国した折には日本で修理にだそうと思っています。あと、ソニーの修理も結構良心的でしっかり直してくれます。別にソニーの回し者ではありませんが、やはり大ブランドだけのこともあるし、ある程度のクラスの製品については、ソニーもカスタマーを大切にしてくれている感じがします。

ではでは^^?

P.S.2 

またまたカタログを流用してしまいました。ソニーさん、無断転載、ごめんなさい。

ソニー WM-D6Cの記事はこちらを参照ください。 http://arukunakama.cocolog-nifty.com/life_i_love_you/2008/03/sonywmd6c_300d.html

ルミナスDACの記事はこちらを参照ください。 「トライオード ルミナス(Luminous) 1.0 DAコンバーター」 http://arukunakama.cocolog-nifty.com/life_i_love_you/2007/06/luminous_10_da_b97d.html

しばやんのオーディオ評論 「20年たっても現役(とりあえず10年OK) (Audio, hard)」は、こちらへどうぞ^^?

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/life_i_love_you/2010okaudio_hard/index.html

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2008年3月 1日 (土)

ソニー(SONY) 『WM-D6C』

全然、OKじゃん^^?というのが、久しぶりにカセットデッキを使った感想でした。

axbxcxさんの書き込みに触発されて思い出しました。デンスケっていえば・・・。しばやんも実は生録ファンではないのですが、こいつを持っていたのでした^^?

Wmd6c あれは今も思い出す大学3年生の冬の日(正確には1991年1月8日)に、大阪は難波のニノミヤさんで憧れのウォークマンプロフェッショナルをついに購入。大学時代は4畳一間の下宿生活をしていたのですが、それでもオーディオは好きだったので、小型でとにかく持ち運べる気の利いたカセットデッキを求めていたしばやんにとっては究極の選択でした。

この機種は本当に息の長いモデルで、WM-D6Cですら1983年くらいから発売していたので、その前のモデル(WM-D6)は、それこそウォークマンがでた当初から開発にかかってたのでしょう。1990年代の後半になるまでソニーのカタログに15年くらいずっと掲載されていました。今ではカセットのウォークマンなんて、想像もつかない人が多いでしょうが^^? ちなみに、一番高いウォークマンです^^?

ソニーもそんなに宣伝していたわけではなかったと思いますが、アモルファスヘッド、クオーツロックダイレクトキャプスタン、なによりワウ・フラッター ±0.07% W Peak、周波数特性 40~15,000Hz±3db、ドルビーBとCまで搭載していて、メタルテープに録音できるという性能は、へたな据え置き型のデッキよりよくて、ピアノの生録ができるとか究極の携帯型録音機といわれたものでした。

自分としては大きなオーディオを買う気はなかったので、選択の余地がなかったのですが、据置のカセットデッキの入門機より値段が高いというもので、清水の舞台を飛び降りるような気持ちでした。(物品税が廃止される前は、65,000円の定価、もう20年以上前の話ですが、当時でも3万円後半で入門機は買えたし、6万だせば中級機というかどのメーカーも激戦区だったのでコストパフォーマンスの高い59,800円(ゴッキュッパといっていました)のそこそこのカセットデッキが買えたものです。

ともあれ気がつくと15年以上使っているわけで、本当に久しぶりにカセットをかけてみたのですが、全然、OK。もともと機械(メカ)式の構造なので、へたな半導体(コンピューターチップ)を使っていないだけあって、ICが壊れて全部が使えなくなるということは決してありません。

実際に、なんどか修理にも出していますが、パーツさえあれば問題なしです。モーターも取り替えたし再生ヘッドも、録音ヘッドも交換しています。でもとっくに性能保持部品の保存期間(7年間)を過ぎているので、今度つぶれたらだめでしょうかねえ^^?

おっと、一応オーディオ的なレヴューをすると、たぶんCDを聴いて育った世代にはコンパクトカセットの音はかなり辛いものがあると思います。高音部のきらきら感は見事にないし、中低音の団子状態がいかにも周波数範囲が狭いですといった感じで、CDを聴きなれた耳には、もう戻れない世界だと思います。

昔は、ミュージックテープってあったのですが、これも基本的に音は悪いし、ドルビーBを必ずかけているというものもいやでした。はっきりいって、私はドルビーのB,Cも嫌いです。ノーマルでドルビーはかけない。カセットテープを選んで、録音(ダビング)する。そういえばそういうアンチョコが出回っていた時代でもありました。エアチェックとかFM雑誌って懐かしいですね。

ところで録音されたカセットテープの音のよさは、基本的に録音したカセットデッキの性能によると思います。大学生時代据え置きのパイオニアのカセットデッキ(59,800円クラスか)を中古でもっていたのですが、このデッキで録音(エアチェック)したテープは、どのデッキで聴いても、そこそこ音楽が聴けます。

たぶん、このウォークマン・プロよりも録音の性能は据え置きのデッキのほうがよかったです。エアチェックとかレコード(CDでもいいのですが)のダビングでは、どうしても高音部が頭打ちしてしまう気がします。入力が大きいと音が割れてしまうし^^?

わたしも一時、このプロをCDのテープダビングとかに使っていましたが、録音された音がかなりナローな感じで、ダビング用の録音機としての評価は厳しいです。

ただし、生録でマイクで音を拾うときは、まだよかったような気がします。

逆に、録音されたものを聴く分にはそれなりに使えます。私は、ラインアウトのミニジャックでアンプにつないで使っていますが、なによりワウ・フラッターが少ないし、カセットに特有のヒスノイズはほどんど感じません。そういう再生デッキとしては、まだまだ現役ですね。

コンパクトカセットとその周辺はやはりひとつの文化であったと思います。これを語ると長くなりそうなので、また改めて。

では、axbxcxさん、デンスケ、大事に使ってください。今でも評判高いですよね。このプロもセンダストヘッドのWM-D6のほうが音がいいという人もいますしね。

P.S.

どうしてもCDと較べると辛口になってしまいますが、自分でCDやレコードからダビングして自分だけのマイ・テープを作る楽しさがありました。そういう自作のテープや、ラジオのエアチェック(もう死語でしょうか)した、特にクラシックとかライブの録音テープがある人にはカセットは捨てがたいところもあると思います。でも今では簡単にデジタル化できるからなあ。

まあ、たまに音源がカセットしかない場合に、逆にいえばテープのストックがある人がそれらを聴く分にはいいという感じはしますね。実にアナログでまったりとした音が楽しめます。

ただ今からカセットデッキの新品を買う意味はほとんどありませんね。個人的には、TEACのVS-8000とかナカミチのドラゴンとか気にはなりますが、これらのフルサイズ(よりさらにでかい)コンポを買うつもりは今のところないし、とりあえずこいつもあるしって感じです。

ではでは^^?

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2008年2月17日 (日)

オーラデザイン 『VA-100EV II』

「コクがあるのに、キレがある。」オーディオは、よく食膳やお酒のたとえをもって語られることが多いですが、このアンプは、まさにどこかのウイスキーの宣伝コピーをそのままもってくることができます^^?

Aura_va100_ii_front オーラデザイン(Aura Designs Ltd.)

『VA-100EV II Integrated Amplifier』

1995年頃 発売

入力: フォノ、CD、チューナー、ライン1、ライン2、テープ

出力: 66W+66W (8Ohms @ 1kHz)

サイズ: 430x310x62mm (WxDxH) 

重量: 6.0Kg

Singal/Noise Ration: -100dB(LINE)、-90dB(Phono)

お薦め度: ★★★★☆ (ただし中古でしか手に入りません^^?)

最近、ぱるてるさんのブログのアップが頻繁なのでよく見にいくのですが、クリークの新作CDプレーヤーの使いこなしのところで、オーラに言及されているのに触発されて書いてみました^^?

もうすでに語り尽くされている感もありますが、1980年代の終わりから90年代にかけて海外オーディオのブームがありました。まあそれまでも高級オーディオは依然として海外製品に多かったのですが、たぶん、CDの音処置に関する蓄積が国内外で高まってきたのでしょう、海外メーカーの重鎮からガレージメーカーまでCDを中心とした音作りで一斉に新製品がでてきました。特に、海外メーカーの超高級品でなくて、一般の家庭向けのオーディオが円高、バブルということもあったのでしょう。日本円で10万円から15万円ぐらいの機種が続々日本の市場に紹介されました。

10万ちょっとって、非常に微妙な価格帯で、国内製品では中高級品なのですが、海外メーカーは最低でも50万円とかうん百万円が当たり前というオーダーでしたので、たぶん輸入担当者は、「えっ。こんなに安い一般家庭向けの製品でもいい音するじゃん。」と驚いたのではないのでしょうか。

当時の海外バジェットコンポメーカーの名前を思い出すと、アンプではクリーク、ネイム、オーラ、ミュージックフェデリティー、リンはちょっと高級か、スピーカーでは、ロジャース、スペンドール、ハーベスとか非常な割安感をもって、オーディオ雑誌で紹介されていました。そうそう、B&Mも安くてよい音のDM600シリーズをもって日本市場になぐりこみ?をかけていましたね^^?

ちょっと背伸びして手を伸ばせば届くというか。

さて、初めてオーラのアンプに遇ったのは、確か大学生の頃、大阪の上新電気(ジョーシン)ではなかったかしら。和ダンスの上に、LA3/5モニター(英国放送協会BBCのモニタースピーカーの統一規格。イギリスの3社くらいが同じスペックで市販もしていました。ロジャースとスペンドールとハーベスではなかったかしら)とセットで並べられていたのを思い出します。日本に入ってきたばかりの頃なので、確か機種は、VA-40とかVA-50の頃でしたね。

このとき、本当にすごいと思いましたね。何よりその静寂さです。アンプはそもそも音を出すためのものではあるのですが、音が出ない(無い)ときはどんな音をすればよいか。

つまり音がないときには音を出してはいけないのです。静寂からふっとまるで目の前に突然、音が立ち上がる、このキレのよさと音楽性に富んだまったりとした芳醇な味わい。パステルさんも書いていますが、高音のきらめき感も突出していますが、結構、中低音の情報密度が高いように感じます。

こういうのって結局スペックの問題ではないんですよね^^?

当時、日本のメーカーは、トランジスターのMOS-FETとかの技術革新を経て、アンプの出力競争みたいなものに走ってしまって、音楽をそっちのけで、いよいよ重厚長大、単に機器の図体がでかくなるだけではなく、デカクて高価なのが‘偉い’みたいな変な方向へ突き進んでいったわけですが、わずか6cm(幅はあるけど奥行きも思ったより少ない)の高さで、確かMOSFETをシングル・プッシュプルでいわばミニマルな構成でこのレベルの音をだしてしまったのだから、日本のメーカーはしょうがないし勝負にもなりません。

ますます巨大化する日本メーカーのアンプを尻目に、非常にさりげなく、しかも爽快にオーラが鳴っていたオーディオ店の店頭を今でも思い出します。

大学生当時は、さすがに海外オーディオなんて夢のまた夢でとても自分が手にいれられるとは思っていませんでしたが、社会人になってようやく手に入れることができました。

いろいろオーディオの機器の差し替え(グレードアップ)を図っていた時期のことで、年末のボーナスを当てに、東京は御茶ノ水の「オーディオユニオンお茶の水店」で、名物販売員の屋代さんの紹介で、AURA VA80SEの新品と、たまたま中古で出ていたVA100EV IIを徹底比較試聴。

History_aura_va100_ii_back 最初から予算は10万と決めていたので、他のアンプも比較試聴したのですが、結局、オーラ対決。

VA100EV IIの方が上位機種ということもあるのですが、音の透明さ、奥行き感、パワーなどでやっぱりVA100EV IIに決めました。とはいっても、わずかチャンネルあたり66W(8Ohrm)ですよ。でもオーラがこの後、出力パワー競争に巻き込まれてそのシンプルなよさをなくしたという話もありましたね。少なくとも時計の9時くらいのボリューム位置で十分よくなります。あと、VA80SEとの比較で、レコードのフォノ入力がついていたり、スピーカー端子が二組あるというのも魅力でした。

実は、1996年12月にすでに手に入れていたプロアックのタブレット50(スピーカー)は、バイワイヤリング対応だったのです。結局、バイワイヤリングは使っていませんが、このバイワイヤリングの機能をつけたり、入力端子やスピーカー端子を全て金メッキにするなど、この変な?こだわりにクラフトマンシップを感じました。

スピーカーのプロアックとは、同じ‘えげれす’生まれということもありバッチリの相性です。プロアックも当時のBCCモニターのLS3/5を非常に意識していたというか、それを乗り越えるべくして作られたスピーカーなので、Setumei_aura_va100_ii_back 当然、音決めに英国仕様のアンプは聴き倒していたんでしょうね^^?

この記事を書くのに、取り扱い説明書を探してみてみたら、領収書から1998年1月4日に購入していることがわかりました。もう10年も使っていることになります。

ちなみに、機械というものは必ず壊れます。1999年3月、4月に一回、2003年7月に一回、2003年12月に一回。合計3回、あれ思ったより少ない^^?

これが壊れると、英国オーラは当の昔になくなっているし補修部品もないだろうから困ったことになります。でも、それもまた人生というか別れなのでしょう。

たぶん新しい機種に買い換えることになると思いますが、修理のときの輸入代理店のユキムさんの対応は非常によかったし修理費も良心的でした。存分に試聴させていただいて修理にも快くつないでいただいたオーディオユニオンさんにも感謝しています^^?

ぱすてるさん、Aura Noteのレヴューもよろしくお願いいたします。

P.S.

写真はユキムさんのパンフレットから。無断借用ごめんなさい。下の画面をクイックすると文字が読めます。ユキムの担当者の方の熱い思い入れが伝わってくる文章です。

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2008年2月15日 (金)

小椋桂 『マルコ・ポーロの冒険』

ちまたでは、バレンタインデー、それはフィリピンでも変わりませんが、今日の紹介もまた、懐メロです^^?というより、ほとんど知名度0かもしれない^^?

Marco_front 小椋桂 『マルコ・ポーロの冒険』 キティ・エンタープライズ発売、ポリグラム販売 オリジナル発売 1979年6月1日 CD選書 1996年 KTCR-1507

お薦め度: ★★★☆☆、 泣ける度: ★★★☆☆、アルバムとしての完成度: ★★★★☆

もうここまで古いと、積極的にお薦めするアイテムではないので、個人的な感想をいくつか。

まず、これはNHK「マルコ・ポーロの冒険」というアニメ番組の主題歌、挿入歌をフューチャーしている小椋桂のシルクロードをテーマにしたオリジナルアルバムであって、それ以上でも、それ以下でもない。でも、わたしにとっては2つの意味があります。

1つ目は、シルクロード、マルコポーロもシルクロードも幼き頃(小学生の5,6年生ですか^^?)冒険家や探検家、なにより「世界を股にかける」ことを夢見たしばやんの原点のひとつであろうこと、NHKのアニメをリアルタイムでみた世代とでもいいましょうか、このアニメでは最後の5分ぐらいを割いて本当のシルクロードの映像を流していました。つまり、NHK特集のシルクロードの放映時期とこのアニメは微妙に連動していたのですね。今でも、NHKのシルクロードはすばらしい番組であったと思います。喜太郎のテーマ音楽といっても若い人にはピンとこないだろうなあ、すでにシルクロードの新しいシリーズが終わったくらいですから^^?

まあ、東西交渉史や地理書や旅行記の好きなしばやんとしては、旅というのは永遠の憧れというかテーマなのですね。

2つ目は、このアルバムに出会ったいきさつですが、一つ目に述べたアニメのリアルタイムの視聴者であったことはおいておいて、このレコードの音質にびっくりしたことがレコード芸術?とかオーディオとの出会いのきっかけであったということです。

つまり、テレビアニメをみたのは小学生の頃で、当然、そのころはLPもレコードもオーディオも関心がなかったというか高嶺の花であったわけですが、たしか高校生の頃、地元の愛知県の豊橋の中古レコード店でたまたまこのアルバムに出会ったのです。

まあ、ジャケットがきれいだったのと、たぶんというかアルバムタイトルに引かれて中古レコード店で試聴させてもらったのですが、そのときにLPの音のよさに衝撃を受けたことが今でも忘れられません。

一曲目は、「大空からみれば」という曲なのですが、その立ち上がりの音の良さというか生々しさに正直、ぶっとびました。自宅には簡単なレコード再生機しかなかったのですが、LPってこんなに音がよかったのかと、その中古レコード店で初めて認識しました。

基本的に時代柄もありアコースティックな楽曲構成なのですが、このレコード店の生々しさは、正直いって、それ以来出会っていません。その場で、レコードも買って、その十数年後かにCDも買っているのですが、CDプレーヤーですら、その中古レコード店の生々しさを再現できていない気がしています。少なくとも、私の持っている機器では^^?

♪pastel_piano♪さんも言っていますが、音楽にこだわる人がCDプレーヤーというか音の入り口にこだわる気が私もわかるような気がするのです。

ところで、私は、今のシステムで、プロアックのタブレット50というスピーカーと、オーラデザインのVA100IIというアンプを使っています。上善如水(じょうぜんみずのごとし)」というお酒があるのですが、ある意味、無色透明な音がする機種を使っている訳です。実に癖のない音がするアンプとスピーカーなので、CDプレーヤーの素性がそのままでてしまう、いわば空気のようなシステムなのですね。

このアンプとスピーカーで、SONYのCDプレーヤーや、クォードCD77や、トライオードのルミナスDACを使っても、いまだかつて、中古レコードで聴いた音を再現できていません。いったい、あのときのシステムはなんだったんだろう。LPのくせにといったら失礼ですが、本当にLPもFM放送も、音源としては実にいい音をしているんですよね。大概、LPプレーヤーやアンプ、スピーカーがその能力を最大限引き出していない。まあ奥の深い世界です^^?

Marco_back 曲目: A面 1.大空からみれば、2.蒼き狼、3.また旅仕度、4.誰でもいいから、5.望郷、6.キシュラック ヤイラック B面 7.マティオ、ニコロそしてマルコ・ポーロ、8.ひとすくいの水、9.大地は、10.黄金のパイザ、11.いつの日か旅する者よ

個人的には、「また旅支度」とか「誰でもいいから」とかは泣けます^^?

「また旅支度」の歌詞に以下のようなフレーズがあります。

「振り返る街の 過ぎてきた村の / 思いおこせばみんな いい想い出ばかり/

今この街も いいことばかり /  なぜまた旅仕度」

まるで国際開発コンサルタントの宿命をいっているようで^^?

「誰でもいいから」では、

「訳もなく 気も狂うほどの/孤独にさいなまれる時/何もかも これまでのことが/無意味に思えてくる時/誰でもいいから 誰でもいいから/ただそばにいて欲しい/それが君であればと」

「誰でもいい」といいながら、ちゃっかり「それが君であればと」というオチがつくという・・。

もしかしたら、わたしみたいな風来坊の応援歌のアルバムのような気がします。

ではでは^^?

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2008年2月 5日 (火)

クォード(QUAD)77CD CDプレーヤーは難しい?

♪pastel piano♪さんが、箱庭的ピュア・オーディオを再開された(ちょっと休んでいただけだけど)のに触発されて、久しぶりにオーディオネタをふります。

Quad77cd 上段:NEXT BASE NB-656 マルチ・プレーヤー(MPEG4/DVD/VCD/CD/SVCD/KODAK PICTURE/JPEG CD) 中国製 時価3,995ペソ(円価8,000円)

下段:QUAD 77CD CDプレーヤー 1995年発売、240,000円 W32.1XH6.5XD30.0 重量 3.5kg

お勧め度:★★★☆☆、コストパフォーマンス:★★☆☆☆

前回、トリオードのルミナスというDACの関係で上段のNEXT BASEを紹介しましたが、今回は、下段のクォード77CDを紹介します。これは、以前使っていたSONYのCDP-X5000が壊れてしまったので、急遽、2006年12月に日本に帰国したときに中古で100,000円ほどで買った機種です。

さてこのときに、名古屋(地元)のオーディオ専門店をいくつかまわってCDPを新旧を問わず視聴してまわったのですが、意外とこれはという機種に合いませんでした。大学の頃からですからかれこれ20年ほどオーディオファンをやっているわけですが、お店の人に聞いても、ピュア・オーディオ自体が不振だとか、専門オーディオメーカーが経営不振とか不景気な話ばかり。たとえば、CDトランスポートを自社生産するメーカーが2社になってしまったとか、バブルの前の重厚長大なオーディオ機器をみてきた身からしたら、たいした様変わりようでした。

以前のブログでも書きましたが、音楽を聴かせてくれるという意味で言えば、はっきりと海外オーディオのほうが結果として安上がりなのではないのかと思います。それでもこの数年、本格派志向の小さくてもスタイリッシュな性能のいいレシーバー(CD,ラジオなどの一体型アンプ)が、内外のメーカーから発売になったことは非常に喜ばしいことです。

ところで、クォードのCDプレーヤー自体のレヴューをすると、この価格(24万ととるか中古の10万ととるかで変わるかもしれませんが)としては、まあまあのモデルなのではないのでしょうか。具体的にいうと音に濃くがあります。中低音のまったり感と、結構、高音の抜けがよい点、音の分離がよい点、一言でいうと中庸な音がします。

これって当たり前のことのようなのですが、なかなか難しいのです。間違ってもドンシャリではないし、分離の悪い団子の音でもない。適度に音の横の広がりと奥行きが感じられる。派手な音ではありませんが、たとえばシンバルのきらめきやバスドラの音がそのまま聴こえる。この当たり前のことが、なかなかできないんですよね。

同時に試聴した日本のメーカーのCDプレーヤーの音をざっくりというと、繊細かもしれないがどうも音が薄いというか細い感じがする。淡々としすぎていてコクがない。それとは逆に音量を押し出しすぎてすぐに音がかぶってしまったり団子になってしまう。精密機械的な魅力はあるかもしれないが、それは音楽を聴く道具ではないといったところでしょうか。逆に個性というか音楽性を求めると、国産の場合、すぐに30万、50万かかってしまう。

今回、♪pastel piano♪さんが、クリークのCDプレーヤーを新規購入したそうですが、素直にいい買い物をしたなあと思うわけです。(たしか、このとき同時にそのクリークのCDプレーヤーも試聴したと思いますが、国内製品の50万円以上の機種に劣らないような味のある音を出していました。)

http://www.audiostyle.net/archives/51241855.html

あと機械として面白いことも紹介しておきます。①メインパワースイッチが裏面にあって、表にスタンドバイモードがある。つまり電源を入れっぱなしにしておくことを前提にしているようです。②ディスプレイは残り時間表示。つまり1曲の全体が示されて0に向かって減っていく。これはこれで楽しい考え方だと思います。③1曲目の前曲を選択すると最後の曲が呼び出される。つまりループになっているんですね。

77CDになった改良点として、上級機の67CDプレーヤーでは前面スイッチがトレイの開閉とパワーしかない(リモコン利用を前提)のに較べて、77CDでは一応、本体前面のスイッチで一通りの操作ができます。その場合、スイッチが赤いインディケーターで、リモコンを使うとオレンジ色のインディケーターとなります。なんか変なこだわりが人間くさくて面白いです。ところである雑誌にデジタルアウトがあると書いてありましたが、この77CDには同軸も光リンクも、つまりデジタルアウトはついていません。RCAアウトだけなのでご注意を。当時、まだDACの重要性もいわれていませんでしたし、クォードとして完結していたということでしょう。ちなみにクォードリンクの端子はついています。

♪pastel piano♪さんが何度も強調している点ですが、舶来オーディオのおもしろさは、このクォードとかリンとかネイムとか最初から小さなサイズで設計されていること。この77CDも躯体に鋳物みたいな素材をつかっており、なにげに発熱効率を考えたりしているんですね。このような芸の細かさを知ると、なんか造った人の心意気を感じます。無理に大きいものを小さくするのではなく、ミニマム・マックスなものを作ってしまう。図体だけ大きくて中はすかすか(失礼)のものとは考え方が根本的に違います。

あと車の世界でもクラシックカメラの世界でもそうですが、高くてもいいものはなかなか値崩れしません。発売されて10年以上たって半額ちょっとで売れるってことは??

また、高ければ無条件でよいかといえば、そうはいえないところがまた面白いところです^^?

やっぱり日本の社会もこれだけ成熟してきたのだから、せめて5年間はモデルチェンジをしなくてもよいようないいものを作ってほしいですね。

これは安くてよいものを作ろうとする日本の開発モデルを否定するものではけっしてありません。それはそれで必要ですし、安くてよい品質のものが誰にでもあまねく手に入る世界は素敵で幸せなことです。でも、フラッグシップというか、マスターピースというか、ラインアップの中に、ひとつかふたつくらいは値段が高くても、みんなの憧れとなるような夢のある商品があってもいいのではないかと思います。

Quad77cdbose P.S.

NEXT BASEとトリオード・ルミナス1.0の組み合わせと、クォード77CD。

本音をいうと、実は、はるかに安物のNEXT BASEからデジタル(同軸、光リンク)でルミナス(18万円)につないだほうが、いい音がしています。クォードよりも、こちらのほうが音がみずみずしいのです。ルミナスについては、こちらの記事もどうぞ。

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/life_i_love_you/2007/06/luminous_10_da_b97d.html

またグーグっていて、同じような論調の記事を見かけました。こちらもご参考あれ。

http://homerc.net/avq-log/log2/465.shtml

ではでは^^?

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2007年6月 6日 (水)

トライオード ルミナス(Luminous) 1.0 DAコンバーター

このブログは、どのようなキーワードで検索されるのかわかるシステムになっているのですが、結構、トライオード社のHDCD&24Bit96kHz fs 対応DAコンバーター、Luminous 1.0という機器名で検索ヒットしている人が多いのに気がつきました。

実は、2000年発売、2005年に製造中止になっているのですでに中古でしか手に入らないのですが、これがまた結構楽しめるのですわ^^!ちょっとレヴューしてみます。

Pict7466 左が今のシステムです。上段左から、DAコンバーター Luminous 1.0 下の濃い緑色のCDPが、QUAD 77CD(単体利用可能のモデル)、上が、NEXT BOSE NB656というDVDマルチプレーヤー、右の黒い箱が、SONY Walkman Professional WM-D6C(カセットデッキですな。一応)、中段、左からPro AC Tablette 50(スピーカー)、アンプが、AURAのVA-100EV II です。

(散らかっていてすみません^^?いつ片付けれるかわからないのので、とりあえず思い立ったときに書きました)

Quad77cdbose_2

a> さて、上段のCDまわりですが、上の白いDVDプレーヤー、中国製の本当に安価なチャチなマルチDVDプレーヤー(日本円で10,000円未満)とても純オーディオとはいえないのですが、出力端子が充実していて、①5.1ch output、②Composite Video output、③Mixout Right/left output、④Degital Coaxial Audio output、⑤Dignital Optical output、⑥S-video、⑦Component Video outputに加えて⑧マイク端子があったりと、これが結構楽しめます。

つまり、このデジタルアウト(④、⑤)をLuminousにつないでいるのです。

Luminousには、合計4つのデジタルイン(RCA同軸ケーブル2つ、TOSリンク光コネクタ2つ)があり、アナログ出力がアンバランス(RCA)2系統(FETバッファおよび真空管バッファ)を備えており、アナログ出力をアンプの2つのセレクタにつなげるようになっています。つまりDAC本体で同軸と光コネクタを選択、そしてFETか真空管かは、例えばアンプのCDとAUX1につないで選択します。

私の場合、①同軸ケーブル→FETバッファに出力、②同軸ケーブル→真空管バッファに出力、③TOSリンク光コネクタ→FETバッファ、④TOSリンク光コネクタ→真空管バッファ、の4つのパターンを気分によってセレクトしています。

ちなみにデジタル入力のビットレートは16/20/24bit、サンプリングが、32k/44.1k/48k/88.2k/96kHz fs対応。高音質化機能としてHDCD(R)付という、マニアというか、もう大人のおもちゃ(ちょっと意味が違うか?)といった感じですね^^?

Luminous_blue Luminous_red

Luminous_orange Luminousgreen

イルミネーションのサンプルです。

あと、しょうもない機能のようでいておもしろいのが各々16階調のRGBイルミネーション(赤、緑、青のLTD付)。気分や曲(CD?)の感じによって好みにあわせて、単色だけではなく、2灯、3灯を点灯して合成色をだすことができるのです。

上の写真の赤も青も緑も、実は単色ではありません。微妙に混ぜています。

ちょっと部屋を薄暗くすると雰囲気がでて結構いい感じです。当時のオーディオ雑誌のレヴュー記事には、LTDの色によって音が若干変わると‘まじめ’に書いてありました。そんな気もしますが私にはよくわかりません^^?

さて私の場合、上記②か④の真空管バッファを主に使っています。同軸の方がカチッとした感じ、TOSリンク光コネクタの方が音がやわらかく、結構④のパターンが聴く場合が多いです。

あと、某○チャンネルでも散々けなされているのが真空管バッファの場合(②、④)、出だしの音、特にアタック音が欠けてしまうこと。パーツ(ダイオード)の問題もあり、後期型の方が若干改良されているそうですが(私の場合Ver.2.86) 、現実、私のものも最初の出だしの音が欠けます。これは、FETバッファの場合は欠けません。

しかしながらゼロにはなりませんがDAコンバーターからアンプへのRCAケーブルを交換することにより若干、音の欠けを少なくすることができます。(経験者は語る。)

まあ、どうしても構造(設計)上の問題だそうなので割り切って使えってことでしょうか^^?

音のインプレッションですが、さすがに真空管バッファは、まったりと太い音がでます。たぶん、トランスポートによっても当然変わるのですが、私の感じだとかなりハイスピード(まったり but ドンくさくない)でビビッドな音が楽しめます。一言でいいますと、なんか音が生き生きと聴こえるんですよね。特に生楽器とかボーカル(女性、男性)が色っぽい感じがでます。あと高音がスカッと抜けますね。

当然アンプ、スピーカーとの相性もありますが、実は正直いってQUAD 77CDより新鮮な音がします。安物のトランスポートでも、ちゃんと聴かしてしまうDAコンバーター、恐るべしといった感じです。

FETバッファ出力の方も、それほど真空管バッファ出力と違和感なく結構いい線いっていると思いますが、普通のCDプレーヤーと変わらないので、あえてこの機械をとおしてまでもという気がします。

これまたおまけ機能ですが、HDCD対応ということで対応したCDをプレイすると赤いランプがカチッとつくところ、ちゃんと機能しているぞという感じで、なんか非常にほほえましいです。

さあ、新品では既に購入できないのですが、このUFO野郎(といわれていた)の新品定価(150,000円→180,000円にアップ)を高いと考えるか安いと考えるのか?中古ではいくらになるのかわかりません。ちょっと思案のしどころですね。

ただ、文句なしに楽しめます^^?(音がちょっと欠けるのが玉にキズですが)

ではでは^^?

最近、こんな記事を見つけました。ご参考まで。(自分もだけどちょっと持ち上げすぎのような気もします^^?)

http://homerc.net/avq-log/log2/465.shtml

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2007年2月25日 (日)

うるさくない音とは? (しばやん語りき その4)

さて、その2で触れた‘ボリュームを上げてもうるさくない機器。(アンプでもスピーカーでも!?)’とは、どういうことをいうのでしょうか。 

1.オーディオ(ステレオ機器)の試聴の仕方について(その2)

前回(その2)、お店にいって、スピーカー、CDP、アンプの順に機器をみていくという話をしましたが、具体的に、どんなソフトをもって、何に注意して聴くのかについて説明します。

よく自分の好きな(よく聴きなれた)CDなりをお店に持参しましょうというアドバイスがありますが、基本的にはそれは正しいですが、ちょっと異論もあります。というのは、音楽は経験が深まるほど幅がでてくるもので、好きなものが嫌いになることはないにせよ、その幅がでてくるというのが曲者なのです。つまり経験を積んで今の自分の耳が進化?することによりより幅広いジャンルの曲を聴くようになる。⇒そうすると今のレベルで好きな曲だけ聴いてよいと思っても、後で他のジャンルの曲を聴くときに不満がでてくる・・・ことも多いということもあるからです。⇒⇒ 経験者は語るってやつですか^^?

さて、私の場合は、同じ機器の組み合わせに対して最低でも3つのジャンルのソフトを試聴させてもらうようにしています。

1.ピアノの曲(ピアノ+ボーカルも可)

2.生楽器のアンサンブル(クラシックやジャズのカルテット、日本の古めのフォークソング、J-POPや、古めのロックでも可)

3.女性ヴォーカル(別に男性ヴォーカルでもよいが)がメインの歌謡曲、ポップス(J-POP、ロックでもよい)

まあ、くどいようですが、何を聴かんとするのかちょっと解説してみましょう。

1.ピアノの曲(ピアノ+ヴォーカルも可)

特に音のたちあがりや自然な響きを探るのにピアノソロの曲は最適です。まず、すかーんと高音がでるか、ピアノは音域が広いので、低音から高音までその音のつながりの自然さとか、なにか不自然さがないか、このようなことをチェックします。

そうそう、‘ピアノ’とはピアノ-フォルテの省略で、つまり小さい音から大きな音まででる楽器なので、このレンジの広さにステレオが寄り添えるのか、まだ静寂からいきなりフォルテッシモになったときに、そのアタックやスピード感に追随できるのか、S/N比のよさやスピード感(その逆はもたつき感)をチェックするのにも最適ですね。

あと、安物のシステムコンポや単品コンポで耐えられないのが静寂時、つまり音楽がなっていないときの「ブーン」とか「サー」とかヒスノイズが残るもの。ちょっとまともなコンポなら、この残留ノイズは、ほとんど聞こえません^^!(あっても限りなく0に近いです。間違いなく。)

音のでている時だけではなく、音の出ていないときの‘音’を聴く。これがポイントです。

2.生楽器のアンサンブル(クラシックやジャズのカルテット、日本の古めのフォークソング、J-POPや、古めのロックでも可)

よく試聴でお店が薦めてくれるのが、このジャンルの曲での試聴です。まあ、ポイントはそれぞれ皆さんが聴き慣れている楽器がいかに自然に表現されるのか、その楽器間のバランス、アンサンブルとしてのまとまりを聴くということでしょう。楽器は、ギターでも、チェロでもサックスでもなんでも自分の好きな楽器が生き生きと鳴ることをまず確認しましょう。

私の場合、クラシックのチェロは一番好きな楽器でよく室内楽のコンサート、しかも三重奏(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ)を目の前で聴くサロンコンサートにも何度か行ったことがあるので、この弦のなまめかしさも少しは経験?していますし、クラシックギターもちょっと習っていたので弦楽器系の音にはちょっとうるさいです。

あとジャスでしたら、やはり管楽器がスコーンと抜けるようにでてくるというのは、音楽の醍醐味というか楽しみですよね。

好きな楽器が気持よく聴こえる、これはそのステレオセットがセットとして音的とか音響的に平均60とか70点をとることより、もっと重要なことです。あるレベル以上のコンポは大体どんな生楽器でもそれなりにこなしますが、特にビギナー向けの低価格のコンポは、なくても‘癖’があります。逆に低価格のものは‘癖’のないものはないといってもよいでしょう。

つまり、どうしても‘癖’があらばこそ、積極的にその‘癖’を自分の好きな楽器が生き生きとなるほうに活用させていただく。これはこれでリーズナブルな話しだと思います。

例えば、ある曲やジャンルでは、150とか200点、ところが別のジャンルでは50点以下ということもありえます。他人からみれば非常に極端でバランスが悪いように思えるのですが、‘個人の趣味’の話ですから本人が心から満足していればそれも可というかありなわけです。またそれがオーディオの楽しみでもあるともいえます。

あと蛇足ですが、いいステレオでアンサンブルを聴くと、それぞれの楽器のメロディラインが‘くっきり’とたどれます。特にジャスでもロックでも、ベースラインがしっかりとたどれるとそれだけでわくわくします。これは解像度とか分解度もしくはチャンネルセパレーションの問題だといわれるのですが、普及価格帯の機器は、CDPもアンプも、このステレオの肝でもあるチャンネルセパレーションの音楽的な詰めが甘いというより、そもそも難しいのですよね。

特にボリュームを上げていくと、音が分かれるのではなく、逆に団子のような音の塊になってしまいます。ベースラインとか、弦楽器のピチカートの音がステレオから拾えるようになれば、あなたの耳もきっとよくなっているはずです^^?

3.女性ヴォーカル(別に男性ヴォーカルでもよいが)がメインの歌謡曲、ポップス(J-POP、ロックでもよい)

2と3では似たようなことをいおうとしていると思われるかもしれませんが、それは違います。(きっぱり!)

なぜ、ヴォーカル曲を聴くのか?私はやっぱり最大で最高の楽器は人の声だと思うのです。まあただ単に女性ヴォーカルの曲が好きということもあります。女性は男性ボーカルのほうが好きなのかしらん?

閑話休題。 

ところでみなさまもお気づきのとおり、人の声ってごまかせません。つまりこれを正確に再現することは意外というか非常に難しいのです。特に、なまじかコンサートとかで生演奏や生歌唱を聴いたことのある人は、オーディオマジックというか、なんであの声が‘簡単に’再現できないのかと悩みもだえることでしょう。

中高域の再生でもうひとつ原理的に難しいのは、スピーカーの個性がこの音域を支配しがちであるからということもいえます。今、普通に音楽を聴くためにスピーカーを買おうとすると、ブックシェルフ、トールボーイ、フロア型、いろいろ形状はあるにせよ、大体2つのスピーカーユニット、すなわち高音域を受け持つスコーカ-と中低音域を受け持つウゥーハー(もしくはバスともいう)の2ウェイスピーカーというのが標準です。

実は、約20年前の日本のオーディオシーンでは、スコーカー、ウゥーハーにその中間の音域をカバーするようにミッドウーハーを加えた3ウェイブックシェルフスピーカーの全盛時代でした。

それはさておき、2つの異なるサイズで素材や形状も違うスコーカーとウゥーハーを組み合わせてレガート(とぎれなく滑らかに)に音を出すというのは、非常に難しい技術なのです。当然、その音の繋ぎ目があるのですが、それが大体、この女性ヴォーカルや生楽器の一番おいしい音域にかぶさってしまうのです。

2つでも難しいのに3つや4つ以上なんて、と思うのは普通の人の感覚で、スピーカーの音決というか音のチューニングはまさに職人技というか、人間ならではの芸術の世界でもあるのです。スペックとか精密機械で測れる‘音’と‘音楽’が全く別物であることは、このようなことを考えれば、素直に納得いただけるのではないでしょうか^^?

そうそう、「スピーカーは楽器である。」また別の方から「楽器は生き物だ。」という言葉を伺ったことがあります。

つまり、‘スピーカー=楽器=生き物’であるというこの関係性、わかりますでしょうか^^?

わたしもまだ、その‘心’がつかみきれていないと思いますが、なんとなくその‘気持ち’はわかるようになってきたと思います。

よく音楽批評で、コンポーネントで何が一番重要(鼎)なのかとか、どの機器にお金をかければよいのかという議論が、いつも必ずでてくるのですが、実はスピーカーの影響が一番大きいと私は感じています。つまり値段は関係なく、自分の好きなヴォーカルや楽器を、生々しく気持よく聴かせてくれる機器が、あくまでも‘あなた’にとってベストな選択なのです。

試聴会での聴き方のポイントから少し話題がずれましたが、まず試聴会では、あなたが心底惚れられるよいスピーカー探しから始めてみたらいかがでしょうか。

よいスピーカーはそれなりに価格が高いかもしれませんし、全体の予算が少ない(十分ではない)のかもしれません。特に、初めての方が、いきなり予算30万とか50万とかの世界にジャンプ(もしかしたら命綱無しのバンジージャンプ^^?)することは非常にいろいろな意味で危険なので、私はやはりとてもお勧めできません。

まあ、本格的に気合いをいれてオーディオをやるということで、とにかく10万円もしくは30万円の予算を確保した。でも気にいったスピーカーが、予算の7割、8割もしてしまう。ではどうしようといったケースを考えてみましょう。

その場合は、1.CDPやアンプの価格を落としてでも(中古を買うという手もあり)とにかく‘本命’(スピーカー)を手に入れる。2.ある程度のバランスを考えて、‘本命’によく似たキャラクターを持つ‘次点’でがまんして、とにかく「音楽=ステレオのある生活」に突入する。少なくとも2つの選択肢があると思います。

当然、他の考え方もありますし、そもそも答はないのですが、私としては、どちらかといえば2のコースをお勧めします。

よいスピーカーほど、よいアンプやCDPを必要とします。それは当然のことながらスピーカーセットより高価である場合が多いです。よいスピーカーは、レベルの低いアンプやCDPにも、それなりに付き合ってくれますが、へぼいアンプやCDPは決してスピーカーのレベルを超えることはできないし、また大概の場合、スピーカーをコントロールしきれないし、間違ってもスピーカーの真価を引き出してくれることは残念ながら非常に少ないと思います。

つまり、バランスが悪すぎると、そのレベルの差にそのうち我慢しきれなくなって、なんらかのレベルアップをせざるを得ない場合が多い。

オーディオは、やはり今でも贅沢な金持ちの道楽的なところはあります。そうそうステレオ機器の買い替えばかりをやっているわけにもいきません。

あとちょっとやってみるとわかるようにオーディオって一生楽しめるような奥の深い趣味なので、自分自身の耳や音楽性が豊かでないと、逆に音楽性豊かな(えてして高級なものが多いが)オーディオ機器は、へぼなリスナーに付き合ってくれません。もっと冷たい言い方をすると、その‘よさ’や‘違い’に気が付かないのです。

別にプロでなくても、一定以上のベテランオーディオファンは、ある一線以上のよい‘音楽’をそれぞれの限られた条件下(部屋の条件、機器の制限など制約条件は結構いろいろあります)で再現されています。この一線(ライン)というのが、また抽象的でわからないという人がいるかもしれませんが、これは結構、簡単に‘実際にそのような方のシステムを聴けば確実に’わかります。(これは、みなさんがすぐ想像されるオーディオ専門店の高級オーディオの試聴室で聴く音楽とは似て異なるものです。たぶん。⇒これ以上は言葉ではいえません。)

最後は、生き方の問題になってしまうかもしれませんが、そこそこのもの(もしかしたら身の丈にあったものという言い方ができるかもしれない)をよく検討して選んで、もう10年とかいうスパンで、次の来るべきグレードアップに備えるというのが、それなりにリーズナブルではないかなと私は思います。

今の機器に至るまでのしばやんのオーディオ遍歴もそんなところでした。(くすん!)

それはまた別の話しとして^^?

次回は、私が試聴で必ずしもつかうわけでもないけど、日常的によく聴くソフト(CD)を紹介します。

ではでは^^?

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2007年2月24日 (土)

‘心’を聴くオーディオ (しばやん語りき その3)

さて、この2週間ほど、声楽(グリークラブ)のコンサートにいったり、先週は、小劇場(舞台)を観にいったりで、‘がら’にもなくちょっと文化的な生活をしています^^?

以前も書きましたが、やはりオーディオでもなんでも‘本物’を知っているかどうかというのは、その人の趣味というか生き方において、非常に大きな影響を与えるのではないかと思います。

グリークラブの合唱を聴きながら、わたしは主に2つのことを考えていました。

その1:

なぜ自分は言葉もわからない初めて聴くような‘音楽’に感動しているのだろう?

⇒ あくまでも暫定的な答だけども、そのとき思ったのは、もしかしたら歌っている人たちの心、さらにいえば唄をつくった人の‘心’に触れているからではないのか。彼らの想いがわたしたちの心に響くからなのではないか?と思いました。

古い言葉ですが、‘心の琴線’に触れるという言葉があります。異民族の異郷の唄でも旋律でもなぜか涙がでてくる曲ってありますよね。なぜだろう。初めてなのに懐かしい。どこかで聴いたことがあるような幻聴というかデジャヴを感じることってありませんか。

だれから聞いたのか忘れましたが、音楽に関してこんな言葉があります。

「音楽には、3種類がある。1.出会いの喜びを歌ったもの、2.別れの悲しみを歌ったもの、3.その他だ。」

これって、実は真理をついていると思いませんか。この言葉を知った後には、「人生は禍福のあざなえるなり」ということわざに対して、ちょっと異をとなえたくなりました。

というのは、人生には、いいときも悪いときもそうでない‘どーでも’いい時間があるわけで、人の一日をみてみても、起きているのは16時間、その中で当然、うれしいこともあれば、悲しいこともある、しかし、われわれが案外見落としがちなのは、残り8時間の寝ている時間なのです。別に意識して息をしているわけでも寝ているわけでもないのですが、この睡眠=何もしない=感動とは一見無関係な時間が人間にはないと精神のバランスを崩し、しまいには死にまで追いやられてしまうそうです。

今の世の中、刺激とか効率性に、毎日、毎分、しまいには毎秒のように追われていますが、この‘なんでもない’時間がないとだめなのだと思います。本当に^^?

これを無理に音楽的に展開すると、ピアノもフォルテも、そうでない音も適切に奏でてくれる。ともいえるし、やはり音が出るというだけではなく、その嬉しい気持、悲しい気持、普通の気持も素直に‘音楽的’に再現してくれる。

せっかくオーディオの世界に足を踏み入れたのなら、そのような感動をみんなで共有してみたいなあと思います^^?

その2:

なぜ、ライブの音ってぜんぜんうるさくないのだろう?

⇒ 前回の話題にやっとつながりましたが、ライブで音楽を聴くと、たとえバリバリのハードロックでもポップスのコンサートでも実は、ライブ会場でのPA(音響拡大装置)の音自体は、ぜんぜん騒がしいものではありません。

今回、幸いに、このマニラグリークラブの合唱で、ピアノのみならずヴァイオリンとチェロの生演奏を本当にもう何年かぶりかで聴いたのですが、その演奏も音自体も素晴らしかった。その1で述べたように、演奏家の心を聴いたということもあるでしょうが、実は生楽器の音って本当に‘いい’んです。

高校生時代、音楽の授業で聞いたヴァイオリンの演奏がとてもキーが高くてキンキンと頭に響くようにきこえたのでヴァイオリンは正直いって聴き辛いと思っていたのですが、大学生の時に生演奏で聴いたヴァイオリンの音は、その高校の音楽室のステレオで聞いたものと全く次元の違ったものでした。

つまり、ロックがうるさいとか、ヴァイオリンがきんきんするというには、いってみれば再生装置が劣悪だったのです。厳しい言い方をすると^^!

思えば、高校の音楽室のスピーカーは、YAMAHAのNS1000(X?)でなかったかしら?アンプはアーキュフーズかラックスマンで、レコードプレーヤーもそれなりの機器だったと思うのですが、YAMAHAのNS1000はちょっといただけなかったなと、今になってみれば思います。

日本の音楽雑誌では、結構モニタースピーカー系統の製品を評価する向きもあるのですが、はっきりいってモニタースピーカーは原則的には民生用ではありません。

(厳密にいうとモニタースピーカーメーカーは、本当のプロ用の機器と、民間用=民生用の2つの製造ラインをもっているところが多いです。)

プロの音楽家やスタジオ関係者がモニタースピーカーを必要とするのはわかりますが、特に音楽的な処理をおこなったスタジオを持たない普通の庶民には、‘モニター’ライクなスピーカーは正直、お薦めできません。

(部屋という器だけの問題だけでもなく、スピーカーにつながるアンプやプレーヤーにも、それなりのものが求められるであろうことは言うまでもありません。)

ちょっと話がずれてしまいましたが、われわれが音楽を聴くというのは、‘音’を聴くのではなく、その作曲者なり作詞家の心をアーティストの心と体(声であったり彼が演奏する楽器であったりするわけですが)を通じて、そのバイヴレーションを、オーディオ機器を通じて、‘共有’させていただく。

これが、プロではない庶民のオーディオのあるべき姿だと、わたしは思います。どんなに綺麗な音であっても、それは所詮‘音’のレベルの話であって、その‘心’が伝わらないものは、ちょっとさみしいというかむなしいなあと思います。

心が熱くなる、日々の生活が生き生きとしてくる。そんなオーディオの世界に、一緒に踏み出してみませんか。

P.S.

ところでブログ仲間の♪pastel piano♪さんのコラムで英国モニターの雄、B&Mのスピーカーについて、非常に適切な解説があります。

http://www.audiostyle.net/archives/19598366.html#comments

わたしの限られた知識でも、アメリカのJBL、イギリスのB&Wと同じくイギリスのタンノイという3つのメーカーはモニタースピーカーの雄として超有名どころです。

それぞれ、歴史も音楽性というか狙いっているところも違うのですが、プロの現場でモニターとして使われている以上、これらの‘音’を知っておくことはそれなりに意味があることだと思います。

今の現行のラインでいうと、JBLは実は基本的に全く趣味が違うので、あまり知らないのですが、例えば、タンノイだったら、スターリングがいいんじゃないかと思います。

B&Wは、さすがにプロユースの801とか802とか大きい!のは基本的に想定外で、805クラスの大きさのブックシェルフが許容範囲でしょうか。でも最近のモデルのラインアップには正直、とまどいと疑問を感じています。

実は、♪pastel piano♪さんのブログに書き込みしたのですが、わたしは旧モデルのマトリックス805が、個人的には結構好きです。やはり15年ほど前の当時、非常に高価だったのと、大きさが自分の部屋やオーディオラックにあわなかったため(これでも大きかった)、購入はしていませんでしたが、非常に音楽を楽しく聴かせてくれるスピーカーで、オーディオ専門店に試聴にいくと、今でのタンノイのスターリンか、B&Wのマトリックス805があると間違いなく、私はこれらをレファレンスにします。

ただ、正直、今のB&Mのノーチラスのラインは、ちょっと癖がありすぎて、使いこなしがとても難しいそうです。最近のB&Wについては、同じく、♪pastel piano♪さんのこちらの記事をどうぞ。

http://www.audiostyle.net/archives/cat_50006285.html

ではでは^^?

(試聴のポイントは、また次回送りということで^^?)

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2007年2月15日 (木)

よいオーディオ機器とは (しばやん語りき その2)

さて、第2回目は、いきなり今の時点のしばやんの結論を述べる。

Q: ずばり、よいオーディオ(ステレオ機器)とは何か?

A: ボリュームを上げてもうるさくない機器。(アンプでもスピーカーでも!?)

以上っていうと、いきなり終わってしまうので、徐々にオーディオの試聴の仕方から説明していきたい。

まず初心者が間違いやすいのは、スペックやカタログからオーディオに入るという方法である。これはよくありうるし、かならずしも間違いではないのだが、♪pastel piano♪さんも、そのブログで語っているが、雑誌のベストバイとか製品のカタログのスペックや能書き、例えばどんな新素材を採用したかとか、どんな回路や設計に工夫を凝らしたかとか大体、国産メーカーはカタログに能書きが多い、もしくはイメージ写真だけでその高級感をアピールしようとする。から入るとほとんどの場合、失敗する。しばやんもその経験者なのだ。実は^^!

では、どうすればよいのか、一緒に考えてみよう。

1.オーディオ(ステレオ機器)の試聴の仕方について(その1)

しばやんなりの、オーディオ試聴のお散歩を再現しよう。これは、私が今でもオーディオの専門店で試みているやり方である。ちょっと、その手順を再現してみると。

1.まずオーディオ専門ルーム(試聴コーナー)のあるお店に行こう。

量販店でもよい、とりあえずオーディオコーナーへ行ってみよう。特に、そのコーナーの一角に専用の試聴スペースがあれば、例え量販店でも、それなりにオーディオに力を入れている証拠だ。最近はAVということで、ミニホームシアターの視聴コーナーがあっても試聴コーナーがない場合も多い。でも、まずここはステレオ選びということで、試聴コーナーのあるお店をまず探そう。

2.自分の気にいったスピーカーを何個か決めてみる。

ここで、まず最初にスピーカーを何点か聞いてみることにする。オーディオを扱っていると自称するちょっとした店なら最低でも10個か15個のスピーカーセットは置いてあるはずだ。

できれば、フロア型、ブックシェルフ、国産製品、海外製品といろいろなバラエティのものからできれば5個くらい自分の感性として気にいった、もしくは好きになりそうなスピーカーを選んでみよう。

ここで、ひとつ注意点。義理で有名メーカーのものを選ぶ必要は、初心者の段階では全くありません。大体、雑誌とかデーターから入ると、まず有名どころを聞いてやろうと、またそれなりに雑誌記事の著名な評論家の言葉によってすでに先入観が染み付いている可能性が高い。とりあえず、ブランドは無視して自分が好きな機種を、独断と偏見で選んでみよう。

3.アンプは、とりあえずお店の紹介のレファレンスを使って、スピーカーの音質の違いを楽しんでみよう。

アンプは、店の紹介では多分ラックスマンか、アーキュフューズの30万円か50万円のクラスを試聴のリファレンスとしていることだろう。ここで、アンプは、一旦それで据え置いてみてスピーカーをいろいろ聴き較べることに専念しよう。

この段階で、簡単にスピーカーの音質の違いがあることに気がつくであろう。見かけと実際の音のイメージが全く違うこともなきにしもあらず。えっ、このたたずまいで、こんな音なの?って驚くこともあろう。これは実は、スピーカーとアンプの相性によることもあるのだが、ここではアンプはいじらない。ひたすら同じアンプでスピーカーの素性の違いを聴いてみること。

注:なぜ、お店のレファレンスのアンプで聴くのか。これは、大体上記のクラスは比較的アンプ自体に、‘下手な(変な)癖がない’からである。絶対にスピーカーの比較試聴をする場合は、安物のアンプを使ってはいけない。大体、よいスピーカーはアンプの‘あら’をそのまま表現してしまい、アンプの質が悪いのか、スピーカーの質が悪いのか、まったく初心者には原因がわからなくなってしまうからである。

またアンプとスピーカーには‘相性’という問題があり、それぞれの個性がかち合うととんでもないことになってしまうことがよくある。

例えば、たまたまであれ、A:アンプ(○)+スピーカー(○)=◎ならいいのであるが、大概の場合、B:アンプ(◎)+スピーカー(×)=○、もしくはC:アンプ(×)+スピーカー(◎)=○、最悪のケース、D:アンプ(×)+スピーカー(×)=××というケースもあり、初心者には、まずAとDの違いはわかっても、BとCの違いを聴き取ることは非常に難しい。つまり、何がいいのか全くわからなくなってしまうと、何も選べなくなってしまうのである。

したがって、まずお店の薦めるアンプ(◎)もしくはアンプ(○)を使ってみよう。そうしないと結局、聴き較べの意味がなくなってしまう。

4.次に、CDプレーヤーを聴いてみよう。

とりあえずいいなと思ったスピーカー(2、3個に絞る)とアンプ(とりあえず今の段階ではお店のレファレンスでOK)で、CDプレーヤーを2,3台選んで試聴してみる。たぶんあなたはここでも、えっ、CDプレーヤーを変えるだけで、こんなに音がかわるんだって驚くことであろう。

5.最後に、アンプを聴き較べてみよう。

次に、2で選んだ好きなスピーカーと、4で仮に決めたCDプレーヤーを使って、アンプの5万円台と10万円台、30万円台(これは多分、前述のお店のレファレンスとしてすでに何度も聴いている)を聴き較べてみる。

この1から5のステップをするだけで、いかに、機器によって音が違うのか、またその組み合わせによって、こんなにも出てくる音が違うのかと、そのステレオとして再現された音自体の違いに気がつくことであろう。

それを楽しいと思うかおもしろいなと思うのか、確かに違うけどまあいいかと思ってしまうのか。それが大きな分かれ目であるのだが、もしやっぱり、‘よい音で、音楽を楽しみたいな’と思ったとしたら、あなたは、この時点でオーディオの世界に最初の一歩足を踏み入れたことになる。

(この項続く)

次回は、試聴の場では、どんなことに気をつけたらよいかについて説明します。そして、最初のセットをどう組んでみたらよいのかについて、暫定的なしばやんの考えを示します。

次回をお楽しみに。 

ではでは^^?

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2007年2月 3日 (土)

時代遅れ またはアナログ派宣言

先週の土曜日(2007年1月27日)に、腕時計を新調しました^^!

今まで、SEIKOのSPIRITというブランドのAGS(起電クォーツ)を使っていたのですが(これも買ってから7,8年になると思う)最近、どうも時間がずれる(遅れる)のと、充電バッテリーがへたってしまったのか、腕時計を外して1日以上置くと針が止まってしまうので、もう1年以上前から目をつけていたグリーンベルト1(マカティのショッピングモール)のWashington Watch Gallery という腕時計の専門店で、SEIKOの自動巻きの腕時計を、ついに購入してしまいました。

新品で、2,845ペソ、今の円換算レートは、2.4くらいですから日本円でも8,000円くらいの買い物です。

私の購入したものは、時針、分針、秒針に曜日と日付カレンダーつきのそれなりに機能つきであるのに関わらず、リューズは1つのみ。文字盤も数字がなく12時のところが2本のバー、3時のところに、カレンダー(日付、曜日)、6時、9時が太いバーで、他の時間は細いバーという非常にシンプルなもので、ちょっとおもしろいのが時計の裏蓋がガラスのスケルトンで時計の内部構造ががみえるようになっています。

知っている人は、百もご承知のことでしょうが、自動巻きの秒針は途切れなくまわりつづけけます。中の振り子をカタコトいわせながら。

デジタル時計はいわずもがなですが、クォーツの時計の秒針は一秒毎に、カクカクと動きます。まるで、その途中の秒がないがごとくに。

時間は途切れることなく流れつづける。あたりまえのことですが、アナログ時計の秒針を見ながら、その単純なことに、私は感動しました。

ところで、日本の時計メーカー大手のSEIKOは、前出のAGS(日本以外ではキネマティックというらしい)、シチズンはエコドライブという太陽光パネルによる発電・充電によるクォーツ時計を、それこそこの10年以上前から盛んに売り込んでいます。

もう実際、日本で売っている腕時計って、ほとんど99パーセント以上がクォーツ時計だと思いますが、そのクォーツという電池仕掛けのシステムを維持することのため、単なるボタン電池を交換するだけでは満足できずに、この機械を、半永久的に動くかのごとく説明するために、電磁気起電やら太陽光を電気に変えるなど涙ぐましい努力をしている。また、そのようなハイテクを駆使すること自体が、他の安物電池時計に対する付加価値であることは充分わかるのですが・・・。

でも、ちょっと変だと思いません。値段はともかく、今まで既に自動巻きという究極なエコ時計があるのに、わざわざ新たに腕の動きをつかって発電したり、太陽光に時計の文字盤をあてて、クォーツを動かすのって、よけいな1とか2ステップが入っているように思いませんか。

時計会社をこれ以上責める?ことはやめますが、例えば原子力発電のエネルギー交換効率の悪さは、知る人ぞ知る世界の常識です。

原子力炉を使うという前提がなければ、これほど発電効率の悪いシステムは存在しません。はっきりいって、素直にそのまま原油を火力発電所で燃やしたほうが、エネルギー交換効率は、その何倍かも効率がよい<正確な数字はあとで確認しますが>ことは、別に反原発論者でなくてもわかる事実でありかつ常識の問題なのです。

時計のことに話題を戻しますと、確かに自動巻きは精度がクォーツに劣るといわれても、それって、それこそ‘誤差の範囲’の話しだと思うのですがねえ。別に数秒、数分ちがってもそれほど日常生活を送る上では差し使えないと思いますが、問題になるようなずれがあれば、その都度、時計の針を合わせればよい話で、でもここフィリピンでは、民間のテレビの時報がどれもあっていないというような国では言わずもがなのことです^^?

今や自動巻きの腕時計は実用を離れて、モノ好きのコレクターズアイテムと化しているようですが、やっぱりシームレスな秒針を眺めるのは、それはそれなりに楽しいものですよ。

ともかく、電池の心配をせずにいつまでも使いつづけることができるということは、非常に大切なことだと思います。この腕時計も、しばやんの永きお気に入りのグッズとして、私の生活を楽しくしてくれることでしょう。

自分に本当に必要なものは何かを考えることは、いろいろな意味で脆弱で肥満したわれわれの生活や日常を見直す上で、大切なことだと思います。

あなたが本当に必要なモノは、なんですか^^?

ちまたにあふれる使いもしない機能を満載してごてごてしたものを持つより、別に電池や電気がなくても動くもののほうが純粋に機械としても楽しいし、それをつくる人たちのぬくもりもつたわってくるような気がします。

ではでは^^?

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2007年1月25日 (木)

しばやん、オーディオを語る(その1)

そもそもこのブログを立ち上げようとしたきっかけは、ひょんなことにある。

それは自分のもっているステレオコンポーネントが、果たして日本ではどのように評価されているのだろうかということが、ふと気になってネットサーフィンをしてみたことに始まる。

オーディオやステレオの世界は、典型的な趣味の世界で非常にオタッキーな世界でもある。私は、自分の自己紹介(About しばやん)でも書いたが、マニアではない。やはり男の子なのでスペックやその製品に関する薀蓄に関心がないわけではないし、いや正確にはFM雑誌やステレオ雑誌の論評記事や、スペックのデータ比較から入ったのであるが、実際に音楽を生で聴くようになると、ついには当時の既存の国産オーディオに飽き足らなくなってしまったのである。

まさに、音楽好きの誰もが通る道ではあるが、クラシックでもポップスでもなんでもよいがライブで実際に生の音楽の演奏に触れると、ステレオやオーディオは単なる音楽再生装置以上の意味を持ってくる。よく‘音’を聞くのと‘音楽’を聴くのは違うといわれるが、ステレオオーディオの‘音楽’とは実際のライブでの‘音楽’とは全く違った次元での完成度というか魅力を持っている。

‘本物’(だ)と思えるものに出会い、心というか魂を振るわす。実際にそのような‘もの’は存在するのだ。たかだかというか単なる‘もの’かも知れないが、それを持つものに愛着以上の幸せをもたらしてくれる。

しかし、‘本物’がわかるようになるためには、やはり訓練が必要である。よく、スポーツでも音楽でも特に身体感覚や芸術的なセンスが必要な分野には、天賦の才能(英語ではタレントという)とか、‘生まれつき’の才能や能力が必要であるといわれ、われわれもそのようなタレントのある人をうらやむことが多い。

確かに、スタート地点が、生まれ育ちも違うというように、人間をとりまく社会・自然環境に左右されることは百も承知であるが、私は、才能はともかくセンスは磨くことができるし、それは日々の努力や訓練と、もっといえば日々の生き方そのものに深く結びついていると思う。

スポーツや芸術で大成する人は、才能もさることながら、日々、その恵まれた才能を努力でもって自分で磨きつづけた人だと思う。

そのようなことを常々考えていたのだが、たまたま♪pastel_piano♪さんの「箱庭的ピュアオーディオシステムの薦め」というブログに出会って、そうだよ。こんなブログが欲しかった。ということで、がぜん、新たなブログの作成を決意した次第である。(その裏には、本業のブログやHPの枠では語れないという私的な事情もあった。かなり内容にギャップがありすぎて)

http://www.audiostyle.net/

さて、このコラムでは主に‘もの’に焦点をあてて、このセンスや感覚・感性を磨くということを語ってみたい。とりあえず、私の今のステレオ機器を紹介しておこう。

CDP: SONY CDP-X5000 199845日 新品購入) (1995年発売 120,000)

    QUAD 77CD20061230日 中古購入) (1995年発売 240,000円)

AMP: AURA DESIGN VA-100 EVOLUTION II 199814日 中古購入) (1994年発売 150,000円)

SP: ProAc Tablette 50 (19961215日 新品購入)(1996年?発売 140,000円)

DAコンバーター: TRIODE Luminous 1.0 200549日 店頭在庫購入) (2003年?発売 150,000円)

最近、CDPを買い足しているのだが、これは、SONYCDプレーヤーが壊れてしまって、いまフィリピンに海外赴任と言うこともあり新規に日本で購入してしまった(まるで親父がい)からである。今、図らずも、♪pastel_piano♪さんのいう舶来オーディオ、しかもCDPからAMP、スピーカーまで英国のメーカーのシステムを使っていることになる。

ところで、発売年と価格も記載したのは、それなりに意味がある。友人に、「えー、こんなんで10万以上するの。そんだけだせば、もっといろいろな‘いいもの’が買えるじゃん。」といわれたことがある。確かに関心のない人には驚きかもしれない。

でも実は、ピュア・オーディオの世界では、10万円というのは決して高い部類に入らない。もう15年前以上も前の記憶で申し訳ないが、1990年の初頭のころには、このように言われていた。

 

60,000円台 量産品 オーディオ入門。特に日本のメーカーが価格競争のため非常にコストパフォーマンスの高いモデルが多い。

10万~20万円以内 ‘やっと’本格オーディオ入門

30万円台 ‘ちょっと’本格的

50万円台 ‘かなり’マニアの世界

100万円以上 ‘本当に’マニアの世界

大体、アンプでもスピーカーでも、上記のような価格帯というのがあって、不思議とその中間の価格設定の製品は皆無とはいわないが、メーカーも作っていない。

つまり10万円そこらの製品は、やっと本格オーディオ入門の世界であり、あきらかに10万円以下の製品とは音が違うよね。ちょっと音楽をやっている人が聞いて、まあ聴けるかなというレベルなのである。

ただし、最初にも書いたが、オーディオは多分に感性の世界であるので、値段が高ければよいかというとそうではない。

例えば、年末に日本でオーディオ店をまわって、最新のオーディオ機器を視聴したが、わたしの感性では、日本のアンプもCDプレーヤーも、定価50万円以上の特定の機材しか満足できなかった。逆に、同じところにあった海外製品のCDプレーヤーは、15万円の製品でなんとか音楽を聞くことができた。日本製品と海外の製品はかなりテイストが違うので、簡単に比較できないが、私が求める音を日本製品で揃えようとすると、CDとアンプだけで100万円かかる。しかし、海外製品で揃えようとすると、多分半額か3分の1でも、そこそこ、いやそれ以上に‘音楽性’のあるシステムを組むことができる。中古の製品をいれたらもっと凄いものをそろえることができる。これは、理屈でなくて実感である。

なぜそのようなことが可能なのか。そのような‘もの’に関するエトセトラを綴りたい。

P.S.

そうそう。なぜこのタイトルなのか。

プロアックタブレット50は、1996年当時、オーディックスという輸入代理店で扱われていたのだが、その広告で、同じく同社が扱うMAIM AUDIONIAT2かNIAT2というアンプとCD3というCDプレーヤーとセットで‘アビーロード’とかネーミングされて販売されていたのだが、そのときのコピーが、「20年経っても現役」というものであった。

私は、1996年の12月に購入したのであるが、今ちょうど丸10年たったことになる。

About  しばやん より

・オーディオ(ただしマニアではない。音の違いがわかるってやつですか)

・音楽鑑賞(J-POP、クラシック、ジャズなど。基本的にアコースティックなものが好きです)

・観劇(吉本新喜劇、宝塚から歌舞伎、小劇場までなんでもOKです。)

・音楽も観劇も、基本的にライブがいいですね。体を運ぶのがなかなか難しいけど。

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