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2018年4月30日 (月)

【今日の世界をより楽しく生きるために(その1)】


みなさん、こんにちは。

なんとなくこのグループの投稿がただ仲間(これは事実ですが)のイベントを紹介するだけのシェアオンリーみたいになってしまって、単なる情報グループになってしまっているのではないかという自己反省から、もう少し「闘う知識人」のグループとしてのアイデンティティを前面に出すことにしました。

テーマと構成は、このグループの主宰者のしばやんが、不定期に、ワンテーマで読切の記事を書きます。それを基にみなさんで議論を深めようという企画です。

まず、第一回目のお題目は、こちらです。

(第1回)「知は力なり、ただしそれは開かれたものでなければならない。 by 柴田英知 1991」

実は、この言葉は、もう大学生の頃からですから、もう20年近く唱え続けていることなので、人によってはもう聞き飽きたという方もいるかもしれません。
ですが、そもそも私が外部に向けて文章を書くのは、この言葉にこだわり、かつ、ここにしか自己の存在理由を見出すことができないからでもあります。

すでにお察しのとおり、「知」とは、単なる「情報」以上の、かなり広いものを指しています。例えば科学技術なども含まれるでしょうし、もっと身近には自分や知人の醜聞みたいな極めて個人的な「恥ずかしい」ことも含まれましょう。

わたしが思うのは、その「知」そのものが力であり、例えば、特定の権力者が他の誰もが持てない権利や力を持つ、卑俗的には、人の弱みを握ることにより、その知を(暴)力に変えてしまう、いわゆるハラスメントというのも個人や団体間での「知」と「力」をめぐるせめぎあいです。

ここでいきなり「正義」論に話を飛躍させることはしませんが、上の言葉には、「力である知」は、そもそも誰のものであり何のために存在するのかという問いが隠されています。

わたしは「知」や「力」に、そもそも正義や倫理を求めていません。なぜならそれらは、それが置かれた状況によって正義にも悪にもどちらにもなりうるからです。

せめての願いは、だれもがその「知」や「力」にアクセス可能なものであってほしい。

わたしは、ヒエラルキーの存在を否定はしませんが、いわゆるサミット主義には反対です。世界賢人会議とか特定のエリートや賢いとされる人々にわれわれの生をゆだねることに断固反対します。ギリシアの賢人は、衆愚政治を呪ったそうですが、わたしは「衆愚」の知恵の方が、一部の「賢者」の知恵にまさると信じています。

前書きで、「闘う知識人」と書きながら、自分の中でも失笑していました*。なんらかの力を持つものは、それに応じた社会的な責任を果たすことが求められています。

それは、その「知」や「力」を、「自分の考え」で使うのではなく、それをかみ砕いて自分以外の人びとや社会に開いたものにしていく、その中で、みなが考えるための材料として提供することにより、みずからの「自分の考え」をより世の中にとって意味のあるものにしていく、それが、「知識人」が「闘う」ということの意味だと思います。

ものの原義は知りませんが、私の立場からすれば「知識人」が時の権力なりと「闘う」という意味ではなく、「知識人」が自分のエゴやプライドと「闘う」ことにより、「知」や「力」をもった一部のエリートの中での主導権争いをするのではなく、独占されていた(いる)知を開いたものにすることにより、本当の意味における「人びとの闘い」につなげていく。

これは「知」や「力」を、だれの側にもっていくのか、いや、そもそも「知」や「力」は、だれのものかという命題につながっています。

そんな青臭いことをひたすらに考えて実践していく。そんなことを常に考えながら生きています。

ではでは^^?
*しばやんは、こんな偉そうなことをいいつつ、自分を「知識人」の側におくことに何のてらいもないのかといわれたら、身も蓋もありませんが、客観的にみれば、どうみたって私は「知識人」の側にいる、比較的自由に「知」にアクセスできる立場にいることは間違いがありません。このアクセス可能であるということは、いろいろな含意があります。言葉の問題やアクセスすること自体に何の制限も今のところは課せられていないことなど、今の時点に限っていえば、世の「知識人」といわれる人たちと何の遜色もない「めぐまれた立場」であることは事実であり、それを隠したり偽る意味はないと考えています。

柴田 英知

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