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2014年12月 1日 (月)

近況報告~南インド出張と国際開発学会で感じたことなど

初出: facebookへの書き込みより 2014年12月1日


しばやん@愛知です。

2014年11月29日から30日にかけて千葉・東京にいってきました。千葉大学で行なわれた国際開発学会、あらためて新しい刺激と宿題を持ち帰った感じです。今日は、帰りがけに東京駅の前で、参加型開発を共に学んだ仲間と先生に1年ぶりに再会。またまた改めて元気をいただきました。

今回の出張で思ったのは、果たして「市民」とはなんぞやということと、当事者になりきれない自分は、何を共有できるのかということ。今年から来年にかけて自分にとって、またまた新しいチャレンジが控えています。いったい、誰のために何のために自分の営為があるのだろうと自問の日々が続きそうです。とはいえ、できることをやっていくしかないことも、また事実。自分の出来る範囲でもがいてみるしかなさそうです。とはいえ、ただ、空気を食べて生きているわけでもないのも事実。

ただ、この1年で学んだことは絶対にこれから(明日)のためのものであるはず。しっかりと受け止めていきたいです。

ではでは^^?


<インド出張と国際開発学会で感じたことなど>

今回のアジア保健研修所の出張でまわった南インドで感じたことと、帰国後すぐに行った国際開発学会で感じたことを自分の覚えとして。

今回、修道女のシスターと現場をまわったのですが、そこで一番、考えさせられたことは援助とか支援以前に奉仕(の心)があり、神やその活動自体に一生をささげている方がいる。それはたぶん、間違いなく援助というモード(形態)が出来る前から、たぶん、有史のかなたからあったのではないか。ただ、志だけではなくて、それを可能とさせる、下支えするものがあったであろうということ。

そしていまひとつは、東洋医学の奥深さ。中国の気孔やインドのヨガなど伝統の中に潜む叡智の数々。人間だけではなく、まさに生々すべてを包括するホーリスティックな教えには改めて恐れ入りました。

今回、国際開発学会でも、ヨガの思想や修道女の方の活動にふれた発表が、私が聞いただけでも2つはあって、正直、びっくりしました。ちょうど、自分がインドで学んで(感じた)ことじゃん!

今、開発学会のモードは、開発倫理の方向に大きくシフトしていることを感じました、当然のことながら、その倫理は、今の時点での倫理的妥当性の検証もあるでしょうが、たんなる言葉遊びではなくて、もとからその社会がもっている倫理や規範の見直し=(現場の)生活人の倫理の‘再’発見というべきものではないかと思います。

結局、現場の声を聴く、現地人?の言動の背景にあるものを、あらためてとらえなおすという、いわばあたりまえ?のことなのかもしれませんが、逆に言えば、ここまでくるのに、どれほどのまわり道をしたことか。いや、こんなことを私がいうのはおこがましいのは十二分にわかった上でのことですが、やっぱり言っておきたい^^?

もう一点、ちがった角度から感じたことを。

今回、国際開発学会の総会の前の共通論題「持続可能開発目標(SDGs)の下での開発:ドナー、企業、市民社会の関与」の中で、私がひっかかった言葉をひとつ。

財務省出身で世界銀行を経て現在、JICAの理事である小寺清氏が、その40年に及ぶ開発分野における実務者としての経験から、いわば日本の援助外交の裏側みたいな私的な話をしていただいたのですが、今年のODA供与60周年のJICAのシンポジウムで、複数の外国の参加者から、「日本はpoor communicator」であったという発表がありました。

このことに関して、ファシリテーターのアジア開発研究所の山形辰史氏より、「日本が発信をしないという意味だけではなく、相手のことをきちんと聞くというコミュニケーション自体ができてこなかったのではないか。コミュニケーションは発信だけでは成り立たない相互の関係のものだ」という主旨の要約がありました。

小寺氏の真意はともかく、山形氏のいうとおりだと思いました。自分は誰と向き合っているのか、誰から何を聞き、誰に向かって発信するのか、自分の立ち位置を少なくとも自覚しておくべきだということを、あらためて考えさせられました。

たぶん、そこから自分はやりなおす必要があると思います。以上、自分の覚書として。

ではでは^^?

2014年12月1日

柴田 英知

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