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2011年5月16日 (月)

5. 生活支援と復興支援の違いと留意点について

実は、今までの引用※で半分くらい答えを出してしまっているのですが、生活支援にせよ、復興支援にせよ、どこで誰を対象に何時までに何をやるかということが問題となります。

※初出: ブログ版 歩く仲間

‘ワークショップ’~‘フィールドワーク’と‘ファシリテーション’をつなぐもの(試論) 2009年12月19日 

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-69c2.html


ここで、またちょっと脱線しますが、コンサルタントは、「プロジェクト」という考え方でやるべきことを計画・実施・モニタリング・軌道修正(Plan, Do, Check, Action)というプロジェクトサイクルという枠組みで考えます。

なぜ、といわれる方も多いと思いますが、PDCAのプロジェクト方式が実は一番、「効率」がよいのです。

当然、一つの紛争後の平和構築、復興支援には、あらゆる理系文系の知見とアプローチが可能であるし、人間の生活全般に関するきめ細かい‘支援’の枠組みが必要なのですが、支援する側にとっても、それを一つの団体としてみたときに当然のことながら、できること、できないことがあります。できるならやったほうがいいこともあるにはあるでしょうが、逆に医療行為や法律相談など、‘(有資格者でないと)やってはいけないことも、多々存在します。

つまり生活支援にせよ、復興支援にせよ、さまざまな団体がそれぞれができること(支援)をするというのが基本であり、やるべきことなのです。

限られたマンパワーと物資の制約がある中で、無計画に手当たり次第に救援物資をばら撒いたり、手当たり次第にであった人の順に、医療行為やメンタルケアをおこなうことのおろかさは、改めて私が言うまでのないでしょう。

確かに災害や紛争直後の混乱期では支援に回る団体もやるべきことがわからないくて右往左往し、無駄なことをやってしまうことは多々ありうるし、それを否定することはできません。

しかし、最初期の混乱時以降は、やはりそれなりに秩序だった支援の‘輪’が必要となってきます。

私は、‘支援の輪’という言葉を使いましたが、まさに一つで万能の支援団体がないなかでは‘支援する(団体の)輪'をつくること、そのようなネットワークを作り上げることが最重要な課題なのです。

次回の講義では、ステークホルダーとして、誰を考えるかについて説明します。

とりあえず、今日はここまで。

ではでは^^?

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