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2009年11月 8日 (日)

大阪古書漁り ~ 大阪プチ旅行報告の続きです。

上記のついでに、実は他にもいろいろ買い込んでしまいまして^^?

○岩田慶治 『人間・遊び・自然 東南アジア世界の背景』 NHKブックス 日本放送協会出版会 1986

実は、岩田先生は京大出身で大阪市立大学などを経て国立民族学博物館の教授もなさった方で、文化人類学者としてめちゃくちゃ多産の人のようで環境民俗学でチョー有名人らしいということを、恥ずかしながら最近知りました。

それなりに目配りしているつもりが、イスラーム地域研究とか開発学という文脈からは全く抜け落ちておりました。

ともあれ、それはそれとしてこの人の本は読んでみたいなあと思います。

あと、ちょっと古めの本ですが、文化人類学プロパーの研究者とか京大人脈の本が面白い。

○中根千枝 『未開の顔・文明の顔』 全日本ブッククラブ版 中央公論社 1970

中根先生は、日本の女性の文化人類学者の草分けの一人で、東京大学文学部東洋史学科卒でイギリスのロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの大学院で本格的な社会人類学のトレイニングを受けたという経歴の持ち主。東大の東洋文化研究所の教授も長く勤められました。

私は個人的に、イスラーム文化人類学者の片倉もとこ先生に親しくご指導いただいていると思うのですが、中根先生は片倉先生の愛弟子なので私もなんとなくその系統にあるのかなとも思います。

とにかくきっちりしたオーソドックスな社会人類学者で、以下の本は掛け値なしにおもしろかったです。

○中根千枝 『社会人類学 アジア諸社会の考察』 講談社学術文庫 2002 (初出 東京大学出版会 1987

これぞ日本人の社会人類学といった感じで、欧米の輸入学問である社会人類学をどう日本の研究者が理解して取り組みかというところで、彼女というか日本人ならではの視点が非常におもしろかった。へたな入門者で理論みたいなものを浅くさらうくらいなら、この学術書のほうが10倍、100倍スリリングでためになると思いますね。少なくとも私はそう感じました。

さて、京大の今西錦司の人脈については、別のところに書いていますが、その弟子筋の河合雅雄さんのこの本もゲットしました。

○河合雅雄 『ゴリラ探検記 赤道直下アフリカ密林の恐怖』 KAPPA BOOKS 光文社 1961

京大人脈は非常におもしろいので、ここではあまり触れないようにします。かなり前の本ですが‘若き日’のフィールドワーカー・研究者の体験記ということで読んでみたいと思いました。

ではでは^^?

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