「世間知らずはまだ許されるが、世界知らずは罪ですらある」 リトルワールド散策レポート(その1)
昨日、歩く仲間オフ会第1弾である野外民族博物館リトルワールドの散策に‘ひとり’でいってきました。
結局、メンバーが集まらなかったということですが、ひとりだったので、オフ会の‘下見’ということで第0回ということにしておきます^^?
さて、もう10何年かぶりに行ってきたのですが、結論から。
「世間知らずはまだ許せるが、世界知らずは罪ですらある」というのか私の今回のリトルワールド散策で気がついたことです。
どういうことか。
昨今、これほどメディアが発達し、地球の裏側のニュースが瞬時に映像で伝わってしまう現代世界に生きるわれわれは、もっともっと世界に対する関心と責任を持たなければならないということです。
‘世間’があっての‘世界’があるのではなく、‘世界’があるからこそ‘世間’があるのだと思います。つまり、世界、この場合、社会と読み替えたほうがよいかも知れませんが、‘世界=社会’があるからこそ、‘世間=社会規範’があるのです。
特に、若い人は、世間知らずでもいい、というか知らなくて当たり前です。ただ心は‘世界’に開いておいてほしい。
郷にいらずんば郷に従えといいます。‘世界=社会’によって‘世間’の常識は違っていて変わっていて当たり前なのです。
その原理さえわかっていれば、別に日本の‘世間’に生き難さを感じる必要はありません。私は16年間、多くの地域・国で仕事をしてきました。フィリピンにも4年3ヶ月、駐在員として住んできました。
結論は、それぞれの場にふさわしい立ち居振る舞いをせよ。ということです。日本では、日本の‘世間’にあわせる(たふり)をすればよいのです。
まず、前提は、世界は違うということ。それはかなり恣意的にゆがめられたものであることを実感として胆に命じること、というか感じるしかないのでしょうね。実際には。
世界の民族博物館ということで、このリトルワールドには、いわゆる少数民族や極限に生きる人たちの住居が村のごとく、ピンではなく、もう少し広い範囲で復元されています。
欧米のキリスト教徒という‘異教徒’に征服されて絶滅させられた種族や民族の住居をみると本当に涙がでてきます。
宣教というプロパガンダの元に、いかにひどい侵略と略奪がおこなわれたのか。
独りよがりの‘正義’や‘良心’がいかに、異なる人たちを壊滅まで追い込んでしまったのか。欧米の知識人に、どこまで自分の立っている大本に暴力と傲慢があるのかを自覚して気がついている人がいるのでしょうか。
サイードがオリエンタリズムをいったところで、結局、本質的に自分を絶対安全圏の知的特権階級においている人は、多分、死ぬまでわからないのでしょう。
ともあれ、われわれはさいわい、ほどほどに理知的であり感覚的です。はっきりいって、理知的に論理的にというより感情に流され、日々を生きています。
そんな普通の人の感覚を共有すること。これを、文化人類学者の片倉もとこ先生は、「平のひと」の感覚と呼び、普通の人を、その‘生きる社会そのものの中’で捉えることを提唱されました。
これを、「ホーリスティック・アプローチ」と呼びます。
分断して、細かくして世界するというアプローチは、依然として有効ですし、この日本でも男性的な‘会社’社会では、それなくして回らないのは周知のとおりです。
しかし、‘会社’の逆さ読みが‘社会’ではありません。これは当たり前のことですよね。
‘社会’あっての‘会社’であり、その逆は絶対にありえません。
男の‘会社’に対する女の‘社会’、老人や子供の‘社会’、そういう全ての清濁併せ呑むのが‘文化人類学’や、‘民俗学’的なアプローチです。
あと、リトルワールドで思ったのは、人間、五感を使って‘世界’や‘社会’を見なければならないということ。
「神々は細部に宿る」といいますが、細かいところに気がつかずして‘人間’や‘社会’の理解はありえません。
野外展示の家屋や、その庭先を見つつ、結局、400枚くらい写真を撮ってしまいました。つまり、それだけ私には‘発見’というか‘気になる点’があったということです。
私が、こういう風景をみて、何を感じたのか。たぶん言われるとあ~あということばかりだと思いますが、ぜひ、‘歩く仲間’達とシェアーしたかったですね。
まあ、今回は‘下見’で第0弾なので、次回の第1回も同じフィールドで開催しちゃいましょう。
11月か12月に実施したいので、関心のある方は、メッセください。
日程を決める際に優先的にご希望を伺うようにいたします。
とりあえず、レポート(その1)ということで。
ではでは^^?
(この項、了)
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コメント
こんにちは、リトルのコミュから来ました。私もあちこちに住んだ経験があるので、おっしゃりたいこと、分かるような気がします。リトルワールド大好きなんですけど、あそこも、世界の現実そのままじゃないので、訪れた人が、あれをきっかけに、さらにいろいろ知ってくれたらなあ、と思ったりもします。私は今年中は、11月8日しか行く予定がないのですけど、その後でも、参加のチャンスがあればよろしくです。(^_^)
投稿: RUDO | 2009年10月12日 (月) 22:16