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2008年3月21日 (金)

mixiコミュ「開発民俗学」のご紹介

mixiというソーシャルネットワークの中で、「開発民俗学」のコミュニティを、2007年08月12日から運用しています。まだメンバー十数人の弱小コミュですが、まあマイペースで仲間と共にコンテンツを創っていきたいです。

以下に案内文を再録します。ご関心のある方は、mixiで検索、もしくはしばやんにご連絡ください。ではでは^^?

P.S.

「2008年3月24日 加筆」

ソーシャルネットワークとは、やはり限られたメンバーの中での限られたやり取りで基本的にオープンエンドのものではありません。トピックという項目ごとに参加者が意見を出し合ってひとつのコミュニティを作り上げていくという性質のもので、このコミュは私が主催しているとはいえ、すでにメンバーの皆さんの‘共有の財産’になってしまっております。

基本的に対話の世界なので、発言者の問いと答えにより、いかようにも深化している特質をもっており、インスピレーションがインスピレーションを呼ぶという知の連鎖反応が既におきつつあります。

すでに私の手を離れているという意味で、このコミュでの議論の成果を、私の一存で持ち出すことは難しいと思いますので、mixiに参加していない方で、もしこのコミュニティに参加したいと思われる方は、直接しばやんまでご連絡ください。mixiへの招待も、私からさせていただきます。

「2008年6月4日 加筆」

ちょっと内容をアップデートしましたので、[4月23日 更新版]に差し替えさせていただきました。また、部分的に簡略化させていただきました。ちなみに、現在48名のメンバーの方が参加されています^^?

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「開発民俗学 「地域共生の技法」」

みなさん、初めまして。           [2008年4月23日 更新]

しばやん@マニラ・フィリピンです。

もともと大学ではアラビア語を専攻しており、特に関心のあったのは中世の東西交渉史で、実はアラブ・イスラームの地理書・旅行記を専攻しようと思っていたのですが、何を間違えたのか?開発援助の現場に飛び込んで15年になります。

現在、農業・水資源・地域開発が専門の開発コンサルタント会社の社員としてフィリピンに駐在して5年目になります。


1. はじめに

   「開発学」ミーツ「(日本の)民俗学」=「開発民俗学」

「開発民俗学」というものを提唱しだして数年になります。概念自体は目新しいものではありませんが「(現状)認識論」、「実践論」について日本の民俗学の碩学たちのフィールドワーカーとしての知見に学ぼうという意味で、あえて「開発‘民俗’学」を名乗ってみました。
経緯と内容について以下に説明していきたいと思います。


2.開発民俗学とは:

mixiコミュの中でも開発に関するコミュニティはすでにいろいろあります。

なぜ、あえて「開発‘民俗’学」なのか。

私は、開発コンサルタントの仕事を通じて途上国の人々と接するうちに自分の現状認識の甘さと、そもそも現地の人が持っている能力の素晴らしさにいやというほど気がつかされました。所詮、外部者でしかない我々援助関係者に何ができるのか。そんな中で出会ったのが‘歩く学問’に繋がる‘日本人’のフィールドワーカーたちの巨大な足跡でした。

そんななかで、ようやくたどり着いたのが宮本常一の民俗学でした。

自分自身の‘開発の現場’に対する内省と‘歩く巨人達’への畏敬から2000年3月18日より「歩く仲間」というプロジェクトを始めました。(現在は「人類と開発フォーラム」と改名しています。)

http://homepage1.nifty.com/arukunakama/index.htm

ちなみに、しばやんの敬愛する「Giant Steps (巨人達の足跡)」は、こちらをご参照ください^^?

http://homepage1.nifty.com/arukunakama/gsteps.htm


このコミュニティでは、「開発民俗学」を仮に以下のように定義づけたいと思います。(私の文章の引用です。)

「・・・この日本語に特有の「民族学」と「民俗学」という2つのミンゾク学は、実に示唆に富むと思う。この日本語にいう「民俗学」は、柳田國男にいう、いわば日本文化の元の形(基層文化)を探るという側面があるのだが、それだけではなく、宮本常一氏のいう、実際に生きている人たちの生きる糧となるような学問のあり方、自分の足元を知ることにより、日々の生活をよりよりものにつくり変えていくという、‘実践の民俗学’という側面もあると思う。

つまり外部者として、(途上)国に入ることにより、現地の人たち自身の郷土への関心を呼び覚まし、彼らが‘民俗学’を自分の地で実践することにより、内部から社会を変えていくきっかけをつくる。この民俗学の主体は、当然、彼ら自身である。そんな開発‘民俗学’を創っていきたい。・・・」 2003年11月

全文はこちら; http://homepage1.nifty.com/arukunakama/r006.htm

こんな趣旨で「開発民俗学への途」という講座を掲載しています。

http://homepage1.nifty.com/arukunakama/r0000.htm 
(2000年7月15日~2007年4月29日)第1部完結


ところで最近、日本民俗学の父、柳田國男が「世のため人のための民俗学」を唱えていたことを知りました。そして、宮本常一のいう「民俗学という学問は体験の学問であり、実践の学問である」というテーゼを元に「日本人としての開発(民俗)学」を創っていきたいと思います。

「開発‘民俗’学を語るからには」 2008年3月21日

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_77d6.html


注: 

2008年3月22日にサブタイトルとして「地域共生の技法」というサブタイトルを追加しました。これは「開発民俗学の理論的な根拠」のトピックで、○○さんとの対話からでてきた言葉です。その経緯を一部紹介させていただきます。

「前略~私は「開発」というと上(行政・学識・権力)からの視点というように読み込んでしまいます。
また、別トピックで触れましたが「民俗学」は現代と向き合っていないイメージが強すぎます。
だから「開発民俗学」というと、「政府よりの地域懐柔策」に私には思えてしまうのです。 ~後略」

当然、そのような垂直で上からの‘開発’を目指すものではなく、水平レベルもしくは‘肩書き’にとらわれない個人のネットワークを目指す私としては、そのようなイメージはどうしてもさけたいため、体を現すために、○○さんのおっしゃる「地域共生の技法」という言葉を採用させていただきました。

また、○○さんのおっしゃる

「私が、この用語を使うならば、重視することは、地域ごとに存在する、その地域ならではの(伝統的な)「暮らしかた」(それを「技法」といっても「生活の知恵」といっても「生活文化」といっても「伝統文化」といっても「民間伝承」といってもいいと思います)を、グローバリゼーションの時代、地球環境問題の時代における「技法」に、どう再生し、アレンジし、そして、「実行」していくか、という点だと思います。」

という精神を最大限尊重していきたいと考えます。

詳しい経緯は、ぜひ、直接このトピックをお読みいただきますようお願いいたします。トピック「開発民俗学の理論的な根拠 <理論総論>」  <リンク先は省略>


3. 方法論など

また、実技・実践論の方法論的な手法として「フィールドワーク」と「ワークショップ(ファシリテーション)」を重視しています。

「開発民俗学への途~第二ステージへ」 2008年3月20日

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_5b72.html

「開発学研究入門(基礎理論編)」 2000年8月15日

http://homepage1.nifty.com/arukunakama/r004.htm

「現状分析の視座をどこに置くのか?補論」2005年7月3日

http://homepage1.nifty.com/arukunakama/r0032.htm

トピック「「現地調査や開発実践の現場」を語ろう^^?」の1~3にて、「フィールドワーク」と「ワークショップ」の関係について触れています。

<リンク先は省略>


なお、地域研究への目配りについては、以下を参照ください。

「地域研究について」 2008年3月21日

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_da1e.html


4. キーワード:

私のいうテーゼは、開発社会学、開発人類学、内発的発展論や国内外の地域づくりという文脈で、すでになんども語られていることで特に目新しいことではありませんが、私のスタンスとして、国内外における外部者(カタリスト)の役割に注目したいと思います。

「Three Maria’s Tale (3人のマリアの物語) 2003年5月4日
(開発コミュニケーション論におけるチェンジエージェントの一例として)」

http://homepage1.nifty.com/arukunakama/n00019.htm

あえて、三つあげれば「異人論(まれびと論)」、「海と山の民」、「パラダイム論」にこだわっていきたいと思います。ちなみにそれぞれトピックを立てています。

なお、私が守備範囲としているキーワードは、私のブックリストの下記のページを参照ください。

http://homepage1.nifty.com/arukunakama/blistk1.htm


5.  ご利用にあたって:   <省略>


6. お断り <重要>

このコミュニティは、しばやんの外部サイト、今のところ「人類と開発フォーラム(HP)」、「ブログ版 歩く仲間」および「Life I Live You!」の3つ)と密接な連携と関連性をもっております。したがいまして、情報の取り扱いにつきまして制限(ルール)を示させていただきました。コミュニティへの参加に当たって、ぜひご一読いただきますようお願いいたします。(2008年4月13日 追加)  

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/hp_ffb6.html (別のリンクですが内容は同じです。)

7. 「開発民俗学宣言」ってほどでもないですが^^?

「開発民俗学とは、現代の問題から出発するにせよ、過去の歴史に謙虚に学び、そこに住む人たちと未来を創造していくものである。」っていえたらかっこいいなあ^^? 2006年12月1日

全文はこちらをどうぞ^^?

http://homepage1.nifty.com/arukunakama/y2006Summer.htm


   しばやんと一緒に新しい‘実践の学問’を創ってみませんか^^?


8. 終わりに (どーでもいい?)おまけ

☆ しばやんって実はこんなやつです^^? 

ちょっと恥ずかしい秘蔵写真(ゆるキャラとのトゥーショット!)を公開しています。

http://homepage1.nifty.com/arukunakama/si000.htm

☆ ちなみに普段着のしばやんは、こんな感じです^^?

「Life, I love You!」(趣味の写真と音楽のブログです)←本当はこちらを書くほうが楽しい?
http://arukunakama.cocolog-nifty.com/life_i_love_you/


最後まで長文を読んでいただいてありがとうございました。
ちょうど8項目の末広がりということでお後もよろしいようで^^?

これからも、ぜひ、よろしくお願いいたします。

ではでは^^?

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コメント

そうそう、2008年12月20日時点でこのコミュのメンバーは76名です。(しばやんをのぞくと75名)


わずか10ヶ月で約50名アップというのは、それなりに評価できるのではないかと、ふと思いました。

まあ、このコミュは、開発民俗学とうたい、民俗学でも実践面にスポットを当てています。具体的には私の前職の開発コンサルティングを念頭においたコミュです。

開発コンサルタントというと、マイナーな黒子の世界でなかなか知る人もおらず、知る人ぞ知る非常に狭い‘業界世界’ですが、ミクシイの「開発コンサルタント」というコミュは、参加者が既に1200名を越えています。そのうちの何名が業界の人かわかりませんが、国際協力を志す若者の間で、それなりに認知がすすんできているようです。

ともあれ、同志のご参加をお願いいたします。

ではでは^^?

投稿: しばやんです。 | 2008年12月20日 (土) 23:50

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