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2005年4月

2005年4月27日 (水)

1990年代の知の世界

先般、日本に一時帰国した際に(4月6日~12日)、いろいろ東京で書店を漁ってきました。やはり、フィリピンでは、日本語の本に飢えていますというか情報が遅いですね。別に日本のトレンドについていこうとは思わないのですが、フィリピンでは日本語の本の流通、特に新刊の流通が、ほとんどなきに等しいのには正直まいります。

最近、アマゾン.comという便利なサイトに出入りするようになったのですが、それでも、その本を直接、手にとってみれるわけではないので、逆にストレスがたまっているような・・・^^?

さて、今、文春文庫の「東大教師が新入生にすすめる本」文藝春秋編 文春新書 2004をマニラで読んでいます。

これは1994年から2003年まで10年間の東大の構内雑誌『UP』の毎年4月に掲載された東大の先生(180名)の新入生に薦める本をまとめたもので、通読するものではありませんが、以下の点が非常に面白いです。

まず、まえがきで、船曳建夫教授が言っているように、理系の先生の本が多分、半分以上収録されていること。これは、わたしみたいな文系の人間にはありがたいというか、全く知らない世界を教えてくれます。

以下は、わたしの感想ですが、①翻訳本の紹介が多分、半分以上あること(これはよい意味でも悪い意味でも。いかに日本人の知性が西欧の知識によりどころを求めているのか。半分皮肉をこめてこのコメントを書いています。)、②特に、以前より関心をもっている研究者のお薦めの本が、結構、自分の想定内というか、似たような問題意識で本を選んでいる点に、にやりとする点、③そうはいいつつも、わたしが本当に敬愛する研究者の本が、ほとんど紹介されていない点、たとえば、宮本常一とか鶴見良行とか鎌田慧などの歩く仲間や前嶋信次、家島彦一、網野善彦とかの研究者が全く紹介されていない点、いかにわたしが亜流というか東大の文化になじまないかが、本当によくわかりました^^!

別に東大の先生や、東大自体に文句を言うつもりはありませんが、わたしの目指す歩く学問、開発民俗学は、大学のアカデミズムと全く違う次元にあることを改めて感じました。(→詳しくは、プロフィールからしばやんのHP「歩く仲間」にジャンプしてみてください。)

そうは言いつつも、非常に面白い本です。特に、紹介している先生の面影が想像できる範囲では・・・。さもありなんというか。

さすがに日本の最高学府だけあって、専門書の紹介については、その道の専門家が書いているので、その分野の到達点とか、常識レベルの書籍がわかって(実際、わかっていないけど)、特に、大学を卒業している者にとっては、独習の道しるべとなります。私事ですが、1992年に大学を卒業しているので、その後の空白の10年間というか、学界の様子がちょこっとだけ垣間みれました。

でも、こんな本を、兼価(940円)に手にできる、今の高校生や大学生は、本当に幸せだよなと思います。

折に触れていろいろな読み方ができる本といえるのでしょうか。わたしは、結構、これからの知的生活(読書生活)というか人生が楽しくなる本だと感じました^^!

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2005年4月23日 (土)

ブロガーデビューです。

‘歩く仲間’のしばやんです。

開発関係のホームページを運営しています。より読者というか‘仲間’の方々とお近づきになるために、ブログなるものを開始することになりました。

実は、マニラに留学に来ていた大学の後輩に、ブログというものを教えてもらって、HPとどう違うの?と思っていたのですが、実際みてみるといろいろ面白いではないですか。特に、コメントが同じ画面で帰ってくるところがすごいですね。

遅ればせながら、しばやんもブログに挑戦です。

今後とも、よろしくお願いいたします^^!

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